2012年7月号Vol.1

はじめまして。前任のツゲから自引のお客様限定企画を引き継いだサクライです。
ツゲに負けないよう頑張っていきますので、これからよろしくお願いします。

さて、ただ今グローブセールの真っ最中です。
新商品に「リンガ」という商品があるのですが…この名前に少し関わる話です。

 

私はカナダの大学で宗教学を専攻していました。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教…程度の差こそあれ、
どれも少しはかじりました。ヒンドゥー教は学んでも学んでもわからないので、
「もう感じるしかない」と思い、2ヶ月インドに居たこともあります。
そんなヒンドゥー教の神様に、シヴァ神という人気者がいます。
彼のシンボルがLinga(リンガ)というのですが、これは男根を意味します。
シヴァの寺院に行くと、リンガ専用のお家があったり、
20~30体(本?)のリンガがズラーッと並列したりしています。
なかなか壮観です。
男根信仰はインドだけではなく、世界各地で見られます。
私は女だから実感としてはわからないけれど、男性が性的に
興奮した時の「うぉー!」という感じはかなり強いんだろうし、
そこに超越的な力を重ね合わせて信仰に結び付いたとしても、
別に不思議はありません。新しい命も生み出すし。

 

でもラテックスグローブ(ゴム製品)に「リンガ」って名前はどうなの…?
商品名「リンガ」は、最初は「Linga」でした。産地インドネシアでは「Linga」は
よく女性の名前になる音で、響きがよかったのでそのままグローブにも採用したそうです。
私が「インドではLingaは男根ですよ」と言ったら「Ringa」に変わりました。
でもLingaだろうがRingaだろうが、日本語にしたらリンガだし、日本語の“リ”の音は
“Ri”じゃなくて“Li”です。

 

先日、同じ宗教学専攻の男友達と話しました。
「うちの会社から、リンガっていうゴム製品を発売したんだ」「コンドームか。リンガって
言うからには強くなるのか?」「社販で買って送れ」「違う、グローブだ」「手にはめて、
どんな効果があるんだ?」「しかし悪ふざけが過ぎやしないか。リンガは神様だぞ」……
彼らの反応を聞きながら、「そうだよねぇ。そうなるよねぇ。」と思いました。

 

リンガはよく出来たグローブです。あの質であの価格は、私も自信を持っておすすめします。
でも社内で「リンガ好調だねぇ」という話が出る度に、私はひとり苦笑せざるをえません。
さすがシヴァ神。強いな。

 

P.S. 余談ですが、弊社のグローブ担当・小野がグローブ相談室を開いています。
グローブに関してお悩みの方がいらっしゃいましたらお気軽にお電話ください。
見た目も中身もイイ男なので、グローブの話じゃなくても面白いと思います。 
《グローブ相談室 開設期間8/20-31  14:00-16:00  TEL 0561-64-5216(有料)》