2013年3月号Vol.9
こんにちは、サクライです。
今更ですが、私たちP.D.R.は通販です。よって我が社の営業マンはカタログとチラシ…すなわち、「紙」です。
(※ネット通販もやっていますが…→http://www.pdr.co.jp/)。さて先日、そんな営業マンが生まれる場所をのぞいてきました―そう、「印刷工場」です!
カタログやチラシの原料は、紙とインクです。工場に納品される紙はグルグル巻きで、見た目は巨大なトイレットペーパーです。重さはだいたい800kg!!コレが4本積み上げられていて、震度6までは倒れてこないそうです。しかし、浸水すると紙が溶けて、倒れる危険性がるので大急ぎで逃げます。
この紙に、黒・青・赤・黄の4種のインクをかけあわせて印刷をしていきます。巨大な機械が4つ並んでいて、1機に1色のインクが入っています。
紙は、これらの機械を順番にくぐります。黒インク機械をくぐると、黒が印刷されるべき個所に黒インクがのります。次に青インク機械をくぐると、重ねて青が印刷されます。赤・黄色でも同様。4つ全てをくぐると、印刷が仕上がっているというわけです。今年のカタログ表紙には、クリアピンクの歯ブラシや紫の服を着た私が載っていますが、このピンクと紫も、黒・青・赤・黄のインクのかけあわせで出来ているのです。紙は高速で流れていきます。
シャアァァァ――――!!!爆音。思わず機械の隙間をのぞき込み…「サクライさん、インクが服についたら絶対とれないですよっ!!」
印刷後、重ねた紙の片側を糊付けして、紙の端を裁断して、「本」の形になります。この工程もすごかったのですが、小噺には収まりきらないので割愛。
大量の原料、20億円の機械、技を持つ人員、広大な敷地・・・カタログ1冊作るのも大変です。
このカタログが無料で歯科医院様・歯科技工所様のもとに届けられるのだから不思議です。それでいて、印刷工場・弊社・歯科医院様・歯科技工所様、皆に利があるから作られるカタログなわけで…。テクノロジーってすごいですね。経済の仕組みって恐ろしいですね。
弊社のカタログ以外にも、いろんな物が印刷されていました。世の中は紙で溢れています。宇宙人が人間を調査したくなったら、印刷会社は情報の宝庫でしょう。しかし、高校の道徳の教科書が作られている隣で、エッチな雑誌が作られている光景もあって、こーゆー場面に遭遇したら、宇宙人は混乱するだろうなぁと思いました。
「人間って、一体なにを考えて生きているんだ??」
善く生きようとする一方で、エッチな刺激を求める。スイーツ食べ歩きをする一方で、歯を守ろうとする。それが人間ですよ。印刷工場は、人間の頭の中がのぞける場所でした。あぁ楽しかった♪
印刷工場さん、見せてくれてありがとうございました!