2015年11月Vol.40
こんにちは、サクライです。早いものでもう今年も終わりですね。今年はどんな年でしたか?
私は10月に結婚しました。入籍して3ヶ月・・・幸せな時もあれば、あまり幸せじゃない時もあります。最近のケンカは『うずらの卵事件』です。
ある日、私は急にうずらの卵が食べたくなりました。そこで会社帰りに材料を揃えて、八宝菜を作ったんです。
すぐに食べてもいいのですが、あと30分もすれば彼が帰ってくるでしょう。
そこで、八宝菜の入っているフライパンに蓋をして、先にお風呂に入ることにしました。
う、う、うずらの卵~♪鼻歌をうたいながら入浴していると、彼が帰ってきました。
つまみ食いをしているようで、「美味しい!」という声も聞こえてきます。そこで私もお風呂からあがってキッチンに戻りました。
私 「おかえりなさい。今日は八宝菜を作ったんだよ♥」
彼 「うん、少しつまみ食いした。ありがとう♥」
それなりに新婚らしい会話をしながら、和気あいあいと食事の準備をします。
彼がテーブルを片付けてお箸を用意して、私がご飯をよそって八宝菜を温め直して、最後にフライパンの火を止めて蓋を取ったら・・・
うずらの卵がありません???!!!
私 「うずらの卵がないっ!」 菜箸で八宝菜をひっくり返し、必死に卵を探す
彼 「え?」
私 「まさか食べたの? 6個もあったのに全部食べたの?!」 まだ探す
彼 「え、わ、分からない・・・」
私 「分からないってどーいう事?! 認識せずに食べたの?!」 探すのを諦めて彼につめよる
なんという事でしょう。6個のうずらの卵は、彼のつまみ食いによって全滅していました。
しかも、無意識のうちに。
その後の夕飯では一言の会話もありませんでした。卵をつまみ食いするなんて許せない・・・八宝菜だっておでんだって、卵だけはつまみ食いしちゃダメ、ゼッタイ・・・
胸のうちにはいろんな思いが去来しますが、落胆して何も言う気にもなれません。うずらの卵のない八宝菜なんて、もう美味しくもなんともない。私は黙-って味気ない夕飯を済ませ、黙-って布団を敷き、黙-って寝ました。
翌日、私は一人で大量のうずらの卵を茹でて、一人でぜんぶ食べました。自分の欲望を満たすためではなく、怒りを鎮めて笑顔で彼を迎えるためです(我ながら優しい嫁です)。
さて、彼が帰ってきました。
笑顔で「おかえり」と出迎えると、しおらしく彼が言います。
彼 「昨日はごめんね。温泉卵ぜんぶ食べちゃって」
温泉卵じゃなくてうずらの卵だっ!! おみゃぁ、反省しとらんなっ!!!
(おみゃぁ=お前。しとらん=してない。名古屋の方言)
怒り再燃。なんだかんだで3年半付き合っていますが、今回の件には今までで1番腹が立ちました。
食べ物の恨みは怖いですね。・・・それにしても、温泉卵を6個も食べられる人なんていないよ(苦笑)。
今年も1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。