2017年3月Vol56

こんにちは、サクッと小噺のサクライです。先日、博物館に遊びに行って、そこでヒトの進化について係員さんのお話を聞いてきました。アウストラロピテクスとか、ホモ・エレクトスとか、聞いた事ありますよね? そして最後に栄えた種族がネアンデルタール人とホモ・サピエンスです。脳容量は同じくらい・・・いや、ネアンデルタール人の方がちょっと大きいかな。しかし生き残って、我々の祖先になったのはホモ・サピエンスです。なぜホモ・サピエンスが勝ったのか?係員さんが教えてくれた理由がビックリなんです!
(※ホモ・サピエンスが残った理由は諸説あって、係員さんが教えてくれたのはその中の一説に過ぎません・・・有力らしいですが。)

ホモ・サピエンスが生き残った理由、それは・・・・・・顎です。ネアンデルタール人よりホモ・サピエンスの方が顎が少し前に出ていて、それによって発音できる音が増えたそうです。音が増えた=より複雑なコミュニケーションができる=他個体との情報のやりとりが増えた事が、生き残った理由という事です。情報を交換すれば、1人の経験が10人にも100人にも活かせますものね。

最強のサバイバル術は“しゃべり”か!!!!コレけっこう衝撃でした。

たしかに周りを見渡すと、よくしゃべる人=よく情報発信する人は、他の人から情報を得る機会も多いらしく、美味しい店や良い病院をよく知っています。「そんなこと?」と思われるかもしれませんが、時代によっては死活問題ですよ!

男性より女性の方がよくしゃべる、青年/老年より壮年/中年の方がよくしゃべると思うのですが、これにも理由があるのでしょうか? サクライの個人的な考えでは・・・男性より女性の方が身体能力が劣るぶん、必要にかられてコミュニケーション力が増した? 青年/老年に比べて壮年/中年は社会の基盤になっているぶん、家族や友人以外とも話すことが多くてコミュニケーション力が増した? ―という仮説を立てたのですが、いかがでしょうか。

せっかく顎が出ていても、歯がなくなったら上手く話せません。
最強のサバイバル術を維持するためにも、歯を大切にしたいですね!
(今月の小噺は珍しくキレイにまとまりました 笑)