あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。
PDR米澤です。
まだまだ勉強不足ですが、このブログもより読みやすく、より面白いと思っていただけるよう精進して参りますので、今年もよろしくお願い致します。
早速、新年第一回目の更新として恒例の書籍紹介をさせていただきます。今回ご紹介させていただくのは「闘争人 松田直樹物語」という本です。松田直樹選手は元サッカー日本代表のDFで、個人的に好きな選手だったので読んでみました。
本の内容としては「俺はJリーグ最大の問題児でした」という帯コピーのまま、氏のやんちゃぶりがわかるエピソードが満載です。その中でも私が気になったエピソードは松田選手がジーコ監督時代に試合に出られなかった事にキレて日本代表の合宿から帰ってしまった事件です。
勿論、キレて合宿から帰るという行為はほめられるものではありませんが、自分を貫いたという点で私は共感しています。事件の背景としてジーコ監督時代はレギュラーと控えで扱いにかなり差があり、控えにはほとんど出場機会が無かった。紅白戦で控え組がレギュラーに勝ってもそれは変わらなかった。紅白戦に勝てないレギュラーは公式戦でも出来が悪かった。不条理だと思っていたが、それでも和を乱す事はチームのためにならないと我慢していた。ここでキレたらワールドカップに行けなくなるので我慢していた。けど、松田選手はキレて、それから日本代表に呼ばれなくなった…
松田選手の行為に対して「大人のやる事ではない」「そもそもキレる事が間違っている」という意見もあると思います。 ただ、何でも監督の言う通りにする事は本当にいいことでしょうか?自分を殺してばかりいると、潜在的な意見の相違をすり合せる機会が無く、本当にお互いを理解する事はできません。ワールドカップに出場できなかった事は残念ですが、自分に嘘をついてお互いすっきりしないままなより私は良かったと思います。松田選手の例は極端かもしれませんが、私は本音を殺して事なかれ主義になりがちなので、他人とよりお互いを理解するために、本音でぶつかる事も時には大事だとこの本から学んだ気がします。