準備ができているか
今回は先日のワールドカップ初戦で決勝点を決めた本田選手について考えてみました。彼はなぜ、あの試合で唯一と言っていい決定機を確実にモノにする事ができたのか?
想像するに、彼は何度も何度もイメージトレーニングを繰り返して、心の準備ができていたのではないでしょうか。「心の準備」は4文字で簡単に表現できますが、行なうは難し。いざチャンスが到来しても逆に力が入ってしまい、良くない結果になる事は、サッカーに限らずよくある話です。そうならないよう、日頃の練習、普段の生活から本番に起こりうる様々なシチュエーションを想定していたのではないでしょうか。
そして得点の場面では
「仲間からパスがくるか信じられない」⇒「シュートするイメージができない」⇒「実際にパスがきてしまった」⇒「慌ててトラップする」⇒「シュート?」
ではなく
「絶対にパスがくると信じる」⇒「シュートするイメージをする」⇒「実際にパスがきた」⇒「落ち着いてトラップする」⇒「シュート!!」
という精神状態でプレーできていたのだと思います。
本田選手のプレーを観て、私もサッカーに限らず、準備を大事にしたいと思いました。仕事でも色々な場面を想定して準備していれば、臨機応変に対応できますが、準備ができていない時はどうしてもあたふたしてしまいます。最高の結果を出した本田選手が、ワールドカップ開幕前に某テレビ番組で「結果は準備でほぼ100%決まる」と言っていた意味がようやくわかった気がしました。