12月の1冊
こんにちは、PDR米澤です。
今回は、 遅ればせながら12月のおすすめ書籍を紹介させていただきたいと思います。
今回、ご紹介させていただく本は村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」です。
今年を振り返ってみると、やはり村上春樹の存在感は際立っていました。昨年、爆発的な売り上げを記録した「1Q84」の続編が発売→ベストセラー。ノルウェーはオスロにて村上春樹フェスティバル(Murakamifestival)開催。長らく不可能とされていた「ノルウェイの森」が、フランス人のトラン・アン・ユン監督によってまさかの映画化…
そうした世の中の流れに、天の邪鬼な私はノータッチ。また、村上春樹に限らず、小説の類いはほとんど読む事がないため、自分が興味ある部分の村上春樹(ランナーとしての村上春樹。熱心なランナーとしても有名。ジャズ評論家としての村上春樹。ジャズへの造詣も深い)しか知りませんでした。
ところが、先日、村上春樹好きの友人に
「話題になってるノルウェイの森(映画版)って面白いのかな?」
と聞いてみると、彼は
「ノルウェイの森の直子役は菊池凛子だと原作とイメージが違うんだよね。」
と言っていました。ただ、原作を読んだ事がない私は、その違いが全くわからず…違いが知りたくなったので
「村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』は買ったんだけど、途中で読む気なくなったんだ。そんな僕でもノルウェイの森は読めるかな?」
と聞くと
「じゃあ、ノルウェイの森はたぶん駄目だな。それより『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の方が読みやすいからおススメだね」
と薦められるがままに、買ってみたのが「世界の終り~」でした。読んでみると、彼の言った通り「ねじまき鳥〜」は途中で断念してしまった私も「世界の終わり〜」はスラッと読む事ができました。そうした経験から、私の様に天の邪鬼な方(?)におすすめです。
ただ、小説をほとんど読んだ事がないせいか、村上春樹がなぜ、国内外から熱烈な支持を受けている理由はよくわかりませんでした。ノルウェイの森も読んだら少しはわかるのかなぁ…