ハッカー

本日はシステムの長谷川がお送りします。

前回はウィルスについてお話させてもらいましたが、今回は最近多くなってきているネット犯罪でよく聞かれる「ハッカー」についての豆知識をお送りしたいと思います。

 

一般的にコンピューターに不正侵入し、相手のコンピューターに対して攻撃を行ったりする人のことを「ハッカー」と呼ぶことが多いと思います。また、「ハッカー」と聞くと、「怖い」「恐ろしい」とイメージされることが多いです。しかし、本来「ハッカー」と言われる人は悪さをする人ではなく、コンピューターに精通した人のことを意味するのです。一般的に恐れられている、悪意を持って攻撃したり、ウィルスを忍ばせたりする人のことは、「クラッカー」と言います。

「ハッカー」と「クラッカー」の境界線は、悪意を持っているかどうかのみで、共にコンピューターに精通した人のことです。Microsoftなどの大手企業では、自社で「ハッカー」を雇って、自社の製品が攻撃されていないかどうか、チェックや防御を常に行っているそうです。そういった人達は「ホワイトハッカー」と呼ばれ、今や世界中多くの国がこの「ホワイトハッカー養成学校」の設立に力を入れています。

先日もテレビであるホワイトハッカーの養成学校の様子が放映されていましたが、サイバー攻撃から防御するためには攻撃方法も重要教科の一つで、使う人の倫理観によっては、ホワイトハッカーではなくクラッカー養成を行うことになる可能性もあるので、養成学校では倫理の授業が最重要教科として扱われているとのことでした。

 

「ザ・ハッカー」という2000年制作のアメリカ映画があるのですが、この映画は実際に行われた天才ハッカー同士の対決を描いた映画で、一度ご覧頂くとどんな世界なのかを覗けると思います。
機会があれば一度ご覧ください。