ずっと不思議なんです
こんにちは、櫻井です。
昔から疑問なのですが、どうして報道される一般人の感想って、いつも画一的なんでしょう?
どこかの企業が不祥事をおこす。街頭インタビューで意見を募る。
回答者A「困りますよねぇ」
回答者B「信用できなくなっちゃうねぇ」
回答者C「改善してくれる事を望みますねぇ」 等々…。
私はそれが不思議です。
日本1億3千万人、同じ思考回路という事はないでしょうに。
もちろん不正は改めるべきですが、不正に対する感想が万人同じというのは不自然です。
私個人でいえば、腹立つ事件もあるし腹立たない事件もあります。
たまにはその会社に同情する事だってあります。
「他にも原因はあるのに、アナタだけが吊るし上げられてないか?」と。
私の意見は多数派ではないかもしれませんが、私一人しか思いつかないほどの閃きでもありません。
だったら他にも、画一的意見とは違う感想を抱く人はいるでしょう。
たとえば、
回答者D「そのくらい構わないですよ」という大雑把な意見や、
回答者E「こんなの外国なら日常茶飯事」という異国に慣れた人の意見、
回答者F「責めすぎですよ、可哀想に」という慈悲深い意見なんかもあるハズだと思うんです。
メディアがそういった回答は排除しているんだとしたら、怖い社会です。
本当に画一的回答しか出てこないんだとしたら、もっと怖い社会です。
そして、全員が自分の頭で考えた上で怒っているならまだマシだけど、周囲が怒っているから、なんとなく同調しているのだとしたら、もっともっと怖い社会です。
だとしたら世論を作っているのは何? 日本を支配しているのは何?
空気?
いや、そんな、まさかね…。