山頂結婚式

制作の山男竹内がお送りします。

 

6月6日、長野県と岐阜県にまたがる乗鞍岳で友人の結婚式がありました。
当日は雲海が広がる前で式を挙げたいと本人の希望がありましたが、予報は午前中は霧で午後から晴れ。
雲海をあきらめ、午前10時に山の中腹のバスターミナルにある乗鞍山本宮神社で挙式を終え、霧が消えるのをじっと待っていました。しかし、霧が晴れることはありませんでした。
山頂をあきらめ、大黒岳と言う小さなピークで撮影をし、その日を終えて高山に宿泊しました。

 

翌朝、高山は晴天。もう一度山頂での写真を撮るために、今度は岐阜県下呂市にある白草山と言う小さな山に登頂しました。
登り始めは晴天でしたが、山頂につくとまたもや霧が発生。その後雨。
狙っていたようなきれいな背景での写真は撮影できませんでしたが、多くの登山者に祝福の言葉を頂戴し、当の本人たちは大満足の様子でした。

 

当日の参列者は3人(男2人、女1人)。
私は80Lのザックにウェディングドレスやら撮影機材を積んで、女性スタッフは化粧係、もう一人の男性は撮影スタッフ。
私はほとんどシェルパ(ヒマラヤ登山で荷物運びもする現地ガイド)の役割。
私の一番の思い出は結婚式よりも家に帰って飲んだ一杯のビールの味でした。

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