意識革命

こんにちは。
本日はシステム担当の長谷川がネット上で話題になった記事をお送りします。

 

誰でも、インターネット上の情報を閲覧する際はWebブラウザを使用していると思います。
このWebブラウザですが、現在では世界中に様々な種類があるのをご存知でしょうか?
一般的によく知られているのは、
Windowsに搭載されている「Internet Explorer」
Googleが開発した「Google Chrome」
Appleが開発し、Mac・iPhone・iPadなどに搭載されている「Safari」
Mozilla Foundationが開発した「Firefox」等々。
その他にも、世界中に星の数ほどのWebブラウザが存在します。

 

これらのWebブラウザは、発展と共に「プログラミング言語の方言」とも言うべき細かな差が出てきて、インターネットの世界では一時期互換性が大きな問題になりました。
1991年に誕生した当初のWebブラウザは、単純にテキスト文字を表示させるだけのシンプルなツールだったのですが、時を経て現在では画像や動画等、様々な形で情報を閲覧できるようになりました。
しかし、それぞれの開発者の思惑を含んだことや、2004年頃のブラウザ戦争と呼ばれる企業による開発競争により、特定のブラウザでしか見ることができない機能や、ブラウザによっては同じ情報でも見え方が違ってしまうなどの現象が出てきてしまっています。

 

ところが、先日インターネット上にMicrosoft、Mozilla、Google、Appleのエンジニアらが、Webブラウザの高速化を目指して協力するといったニュースが報じられました。
各社のWebブラウザで共通して使えるバイトコード「WebAssembly」の開発と標準化を目指す。
これが実現すれば、Webブラウザの性能は23倍に向上するという内容です。

 

驚きました。
ブラウザ戦争とまで呼ばれて、インターネット世界で覇権を握ろうと競いあっていた大手が互いに協力するなど、思ってもみませんでした。当然、ネット上でも大きな話題になっています。
過去のVHSとベータ(ビデオテープ)の争いや、ブルーレイとDVDの争い、携帯電話の独自化など、エンジニア世界では開発競争はよくありますが、協力するというニュースは初めてで、衝撃的でした。

 

争って対決するのではなく、これからは技術革命を協力して世界に広げていくという姿勢が定着して、よりよい社会になればいいなと感じたのでご紹介しました。