夏をバカにしている?
毎日暑いですね-。
こんにちは。紙コップ担当のコウです。
同じ部署の大先輩が今年エアコンを新調して、涼しいと喜んでいました。
エアコンの無い実家の母にその話をして、今年の夏こそはエアコンを買うよう説得しています。
私の実家は中国の瀋陽(しんよう)で、函館と同じくらいの緯度にあります。
基本的に冷房設備がないので、私が子どもの頃は気温が28度を超えたら休校というルールがありましたが、在学中に暑さのせいで休校になったことは一度もありませんでした。
夏休みに入るまでに28度を超えることは、ほぼあり得ないくらい涼しい土地だったんです。しかし近年では35度を超える日も増え、学校でもエアコンの使用が普通になっているようです。
それを中国の上海出身の夫に話したら、なぜか怒られてしまいました。
「どう表現したら良いのかわからないが、瀋陽の人はあまりにも暑さに弱い。休校は38度の間違いではなくて?夏をバカにしているように聞こえる。」と28度ルールにかなり不満のようです。
上海は名古屋よりも少し緯度が低く、瀋陽と違って昔から夏は暑い土地です。
バカにしているつもりは一切無いんだけど…28度を超えたら勉強にも集中できなさそうだし、体育の時間も危ないでしょう。私は28度ルールは合理的だと思っています。
ちなみに、瀋陽の冬は簡単にマイナス20度を下回ります。
エアコンではなく、温水暖房(床暖房を壁につけたようなイメージ)が設置してあって、部屋の中は暖かいし乾燥もしません。とても快適です。
部屋の中でアツアツの火鍋を食べたら汗が止まらなくて、窓を開けてマイナス20度の外気で涼を取ることもありました。
サウナの後の水風呂のイメージです。
それを話したら今度は夫に「マイナス20度の外に出かけたら血管が凍りそう」と言われました。
夫は、少しでも雪が積もると、とても緊張してしまうのです。
瀋陽人の私からすると、それくらいの寒さで大げさだなぁと思ってしまいます。
冬をバカにしている、とまでは言いませんが、まあどう言ったら良いでしょう。
あまりにも寒さに弱い上海人。
実家で撮った一枚の写真を証拠として。これくらい着込むので外でも全然寒くありませんでした。