通信販売は信用ならん?
こんにちは、PDR米澤です。
今回も唐突ですが、先日実際にあった個人的なエピソードをご紹介したいと思います。
今回は私の自転車がネタになって見知らぬ方から話かけられた事から始まりました。
というのも私は車があまり好きではなく、基本的に電車と愛用の折りたたみ自転車(rise und muller社のBD-1という自転車でとても速いです)で移動しています。
近場はなるべく自転車で済ませ、少し遠出をする時は自転車を袋に入れて電車に乗り、降りて袋から出してまた自転車で移動する事が多いです。
ただ、そうしたスタイルはあまり一般的ではないようで、駅で袋から自転車を出して組み立てていると物珍しく見られる事が多いのですが、先日も興味深そうに見られていた年配の男性から声をかけられました。
「兄ちゃん、なんか高そうな自転車乗っとるな」
「そうですね。ただ、僕は車に乗る代わりにコレに乗ってますから車に乗るよりは安いと思って乗ってます」
「そうか、ウチの40歳の息子も最近ネットで8万くらいの自転車買ったんだけどな。部品が壊れたりしてコレがまた良くないんだ」
「8万もしてですか?それはおかしいですね」
「ネットで買うっちゅーのが俺はわからんのだ。自分で見た事も触った事もないようなモノを買うというのがいまいちピンとこん。昔の通販みたいで信用ならん」
「そうですね。僕もCDくらいは買いますけど、あとはやっぱり自分の目で確かめたいので基本的には店舗で買います」
「そうだろ。まあ、俺は昭和7年の生まれだから感覚が違うかもしれんが…ともかく、戦争を経験した者として言いたいのは今の若い人には豊かさを楽しんで欲しいって事や。今は時代が違うで俺達の時代の慣習を押し付けるのも無理な話だでな」
などとやり取りをして別れてから自分でハッと思ったのは、よくよく考えてみると自分自身あまりネットショッピングや通販を利用していないという事です。
普段とは逆の消費者の側から通販を見ると、私がアナログ派の戦後チルドレンということもありますが、通販会社に勤めていながらヴァーチャルな相手をあまり信頼できていないという矛盾。
恥ずかしい限りですが、今の私には自分自身の矛盾を説明できません…