音読ちびまるこちゃん

こんにちは、本日のブログは櫻井がお送りします。

 

私の家にはTVがありません。
TVがないと弊害も多いですが、恩恵も多いんです。

 

そんなわけで、TVナシで過ごしているのですが・・・週に1回だけ、「あぁTVほしい!」と思う瞬間があります。
毎週日曜の午後6時・・・そう、「ちびまる子ちゃん」が見たいんです!!
TVのある頃、毎週「ちびまる子ちゃん」を見ていたわけではありません。特に好きだったわけでもありません。
しかしTVが一切なくなってみると、唯一恋しいのが「ちびまる子ちゃん」なんです。
あぁ、友蔵こころの俳句が聞きたい。花輪くんのキザな台詞が聞きたい。

 

しかし「ちびまる子ちゃん」の為だけにTV買うのもなぁ・・・。そこで、図書館に行って「おはなし ちびまる子ちゃん」という本を借りてきました(全10巻)。これはアニメの台本をそのまま本にした物です。―という訳で、私は毎週日曜午後6時、この本を音読しています。ナレ―タ―、まる子、たまちゃん、はまじ・・・一人で全役やっています。なかなか大変です。声色を変えているつもりなのですが、途中でグチャグチャになってしまいます。一人ぼっちで音読している事もあるし、隣で彼氏が聞いている事もあります。

 

私 「ちょっとアンタ、ヒロシと友蔵だけでいいから手伝ってよ」
彼 「えっ、ヤだよ」
私 「いいじゃん、一人でやるの大変なんだよぅ。聞くだけなんてズルイよぅ」
彼 「誰も頼んでないだろ。だったら静かにしろっ」
私 「そんな冷たいこと言わないでよ、やったらきっと楽しいよ」
彼 「うるさいっ」
私 「フンだ。そんなこと言って、後からやりたいなんて言っても知らないよ」

 

―なんだか、二人の会話まで、まる子とヒロシのようなリズムを帯びてきます。
私が音読している間、彼はケータイをいじったり本を読んだりする事は許されません。

 

私 「手伝ってくれないなら、せめてちゃんと聞いて」
彼 「ケータイがチカチカしてる。返信しないと」
私 「CMまで待ちなさいっ! わたし頑張ってるんだからっ!!」

 

台本に、ここでCMという指示があるのです。そこまで読むと、私は2~3分休んで、水を飲みます。ふぅ。

 

一人でただ音読するだけでも大変です。
しかし実際には、台本を書いたり、映像を作ったり、音響を入れるなどいろんな手が加わっているんですよね。
たかが30分アニメも、そう考えると超大作だなぁ―と感動するのでした。