失恋クリスマス

こんにちは、本日のブログは歯ブラシ担当の櫻井がお送りします。

 

このブログがアップされる頃は年末ですが、私が原稿を書いている現在はクリスマスです。
メリークリスマス!!

 

櫻井26才女子。
今までそれなりに、ハッピークリスマスもミゼラブル(悲惨な)クリスマスもありました。
そんな中、一日にして両方を経験したのが、2年前のクリスマスです。
12月23日(祝)、24日(土)、25日(日)という聖夜3連休の年です。

 

当時つきあっていた人がいたのですが、23日にふられました。
くっそー、タイミングが最悪です。
もっと早くふってくれれば、彼無しのクリスマスの予定を立てたのに。
ここまで来ちゃったら、クリスマスが終わってからふってくれればよかったのに。
ふるタイミングに思いやりがなさすぎるぞ、彼氏よ―…あ、違った、元彼氏よ。

 

悲しいクリスマスは今回が初めてじゃないけど、突然の暗転はビックリします。涙も出ないや。
私はボーッと日常を過ごしていました。掃除して、スーパー行って、ご飯作って。

 

そして24日の夜。
ぼんやりTVを見ていたら、全日本フィギュアスケート選手権が始まりました。

 

あ、羽生結弦くんだ。大きくなったな…。
ジュニアの頃から将来有望と目をつけていた子です。端正な顔立ちで手足が長い。
全日本に出るほど大きくなったのか…。

 

彼のフリーは「ロミオとジュリエット」でした。
高いジャンプ、巧みなステップ、高速スピンといった技術面もスバらしかったのですが、それより圧倒されたのは表現力です。
抑えきれない恋心、胸を裂く切なさ、情熱と絶望が痛いほどに伝わってきて、気がついたら、私は泣いていました。

 

フィギュアで泣いたのは、2002年アレクセイヤグディンの「仮面の男」以来です(ソルトレイク五輪)。あぁ、良い物を見た…。予定がなくてTVを見ていてよかった。このタイミングでふられてよかった。強がりでなく本気でそう思い、私は感動にむせび泣いたのでした。

 

泣くほど感動させてくれるエンターテイメントに出会える事は稀です。
2011年のクリスマスは、クリスマス直前にふられたが故に、この感動に出会えたのす。
ありがとう、彼氏よ―…あ、違った、元彼氏よ。

 

羽生くんのソチ五輪出場が決まって、今年も良いクリスマスです☆
羽生くーん、私はアナタに救われたんだよー。好きだよー。ありがとうー!