2013年5月号Vol.11

さて、私サクライの母は福島っ娘です。結婚と同時に埼玉に移っていますが、出産前には福島に戻っています。
22年前―母は第二子出産のために福島に戻り、3才の私もついていきました。福島で私は保育園に通っていて、先日、その保育園の「れんらくノート」が出てきました。保育士さんが母宛に記す「今日のはるちゃん」の記録です(私の名前はハルカです)。読んでみると、あぁ可愛い…ではなく、三つ子の魂百までだな、と笑ってしまいました。

 

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絵本音読の時間、はるちゃんは目をキラキラさせて聞いていました。その後はお絵描きの時間でしたが、「はるちゃん、つづき読んでる」と言って、一人で本を読んでいました。皆と違う事をしていても、気にならないようでした。

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協調性がない…。規則を守らない…。今も変わりません。社会人になってからも、ある定例会議に一度だけ出て、「私には必要なさそうだから、もう出ない」と言ったり…。会社の仕組みにケチをつけ、場合によっては変えてしまったり…。評価してくれる人もいるし、「どーしようもない奴だ」と言う人もいます。P.D.R.では受け入れられていると思います…たぶん。

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今日のはるちゃんは大活躍でした。お遊びの時間にミッキーマウスマーチをかけると、急にお庭に飛び出し、ノリノリで踊り始めました。みんな最初はびっくりしましたが、「はるちゃん上手だねぇ」と注目し、一人また一人と外に出て、ダンスに加わっていきました。

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ははは、この頃から踊ってたのか…。今でも頻繁に踊っています。週に最低1回、多いと3回、私はZUMBA(ズンバ)を踊るんです(ラテン系のダンスフィットネス。激しいです。動画検索すれば出てきます)。ZUMBAをしながら、脳内の仕事の整理をします。ZUMBAをしながら、仕事のアイデアが生まれます。歯ブラシのチラシをご覧になったら、「サクライがZUMBAをしながら考えた」と思っていただいて、十中八九まちがいありません(歯ブラシは私の担当商品です)。

 

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はるちゃんが鼻クソを並べていました。「どうしたの?」と聞くと、「丸めたのと、皮みたいなのと、乾いてるのと、濡れてるの、味がどう違うが調べるの」と言うので笑ってしまいました。並べていた鼻クソは没収しましたが、その後、先生達に隠れて、はるちゃんが鼻クソを食べているのを見つけました。私に見つかった事に気づくと、「へへへ」と笑ってごまかしていました。

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鼻クソを食べ比べていた日から22年後、私はP.D.R.で歯ブラシの担当をしています。
弊社や他社の歯ブラシを並べ、時には自分で切ったり削ったりした歯ブラシを並べ、デスクで歯を磨いています。
何事も、知りたければ、まず口に入れる習性は変わりません。初めの頃は、デスクでおもむろに歯を磨きだす私に、周りの人はビックリしていました。しかし、やがていつもの光景となり、今では誰もつっこみません。
私は歯ブラシで良い結果を出せていると思いますが、そんな歯ブラシ担当サクライの原点は鼻クソだったわけです。
さて、鼻クソから始まった私が作った最新作―とっても可愛いくて、プラーク除去力もバッチリの「お姫様歯ブラシ」という期間限定品が販売中です。鼻クソからお姫様まで進化したんだから、22年の月日ってスゴイですね。
女の子は胸キュンの可愛い歯ブラシです!気になったら、5-6月セールチラシのP.10をのぞいてみてください。