2014年7月号Vol.25

こんにちは、サクッと小噺のサクライです。夏まっ盛り、カゲキな格好の女の子も多いですね!
アナタは胸と脚どっちが好きですか?

 

私は大学の4年間をカナダで過ごしたのですが、最初の頃は目のやり場に困りました。カナダの女性服って胸の切り込みが深いんです。老いも若きも谷間全開。まさか乳首までは見えませんが、胸の1/3~1/2は露出されています。
ビキニ水着の胸の露出度を思い出していただければ近いです。学校の先生だろうが、子持ちの主婦だろうが、敬虔なクリスチャンだろうが、胸元パッカリです。

 

例えば保育園。園児と戯れている保育士さんの胸元もパッカリ。日本なら親御さんに怒られそう…。
例えば大学。著名な女性教授の胸元もパッカリ。最初の頃は授業に集中できませんでした…。
例えば病院。白衣の下のシャツ、女医さんの胸元もパッカリ。だ、男性の患者さんは元気になるかもしれない・・・。

 

こんなに胸の気前が良ければ、男性は女性の胸に興奮しないのだろうか?という疑問は誰もが抱くのではないでしょうか。現地の男子学生に聞いたところ、「毎日見てるからありがたみは薄いけど、ムフフと思わないわけではない。
触りてぇ~って欲求はあるよ」という事でした。

 

さてそんなカナダ男子が日本に1年間留学しました。彼が帰って来た時に「どうだった?」と聞くと、第一声が「Japanese girlsは胸の代わりに脚を披露してくれるんだな!」でした。
彼はミニスカートやホットパンツについて熱く語ります。「娼婦でもないフツーの女の子が、脚の付け根ギリギリから爪先まで生脚なんだぜ!!日本はいい国だ。」おいおい、日本でいったい何を学んできたんだ…。

 

しかし、言われるまで気づかなかったけど、彼の感想には一理あります。たしかに日本女子は胸は隠しがちで、脚は気前よく披露してくれる子が多いです(カナダの胸露出と違って、日本の脚露出は若い女性に限られていますが…)。逆に、カナダでは
胸は出しますが脚は隠しています。また、フランスに留学していた同僚曰く「フランスでもみんな胸を出していて、私が脚を出すとビックリされた」、韓国に留学していた同僚曰く「韓国では脚はよく出すけど胸は絶対に隠す」、中国に留学していた同僚曰く「脚露出も胸露出も、日本と中国は同じくらい」という事なので、欧米文化は胸、東アジア文化は脚、なのかもしれません。うーん、この差はどこから来るのだ?

 

強いて言えば、欧米女性は胸が大きい人が多くて、アジア女性は脚が細い人が多いからかもしれません。自信のある部位は見せたいでしょうし、その欲求に合わせてファッションが成形されていったのかもしれません。
―そんな訳で、カナダで脚を出すと周囲の反響が大きかったのですが、もっとすごかったのはニーハイです(太腿までの長い靴下)。ニーハイの脚はとてもエロく見えるらしく、男友達の賛美はもちろん、知らない男子からもたくさん話しかけられました。いつもの彼らなら私の事なんて歯牙にもかけないのに、恐るべしニーハイの威力。モテ慣れてない私はすっかりビビってしまって、その日以来、ニーハイをクローゼットの奥深くにしまい込みました。日本に帰ってきて、ニーハイの女の子がたくさんいるのを見ると、今でも不思議な気持ちになります…。