祖父母のさつまいも
こんにちは、新入社員の谷澤です。
私の一番好きな季節がやってきました。そう、秋です。
突然ですが、「○○の秋」と言われて浮かぶ言葉はなんですか?
私は迷うことなく「食欲の秋」です。
そして、私にとって秋の食べ物として欠かせないのは、さつまいも。
愛知県豊明市にいる祖父母が畑で作るさつまいもが大好きで、この芋食べずして冬は迎えられない!と思うぐらいです。
市販品に比べて形は不揃いですが、ほくほくしてあっさりした甘みがたまりません。
大学時代、毎年この時期になると、東京で一人暮らしをしていた私のもとにも祖父母のつくったさつまいもが届きました。
一人暮らしの私にとっては貴重な食料品でもあり、家族の顔を思い出して元気になれる贈り物でもありました。
やっぱりウチのいもが一番!と、蒸した芋をほおばりながら、母がさらに手をかけた大学芋や鬼まんじゅうは祖父母と母との最強タッグだったな・・・と懐かしく思い出したものです。
(鬼まんじゅうは、角切りのさつまいもを混ぜた蒸しパンのようなお菓子です。家庭でも作るしお菓子屋さんでも売っている、名古屋っ子のソウルフードですよ。)
そんなありがたいさつまいもを、今年は祖父母の畑に行って、自分の手で掘りました。
とても大きくて(私の顔より大きなものもありました!)、とても重いので、1つ掘るだけでも重労働。
植えて、育てて、掘り出して・・・作るって本当に大変なことなのだろうと、一部を肌で実感しただけで想像できました。
今まで以上に、祖父母への感謝の気持ちがいっぱいになりました。
しかし、そんな大好きな祖父母のさつまいもも、残念なことに今年が最後です。
祖父母の体力では畑仕事が厳しくなってきたため、来年、畑を売ってしまうのです。
来年からはこのさつまいもを食べずに冬を迎えるのだ思うと悲しさと寂しさが抑えきれませんが、祖父母には、「今までありがとう」と「おつかれさま」を言いたいです。
最後の祖父母のさつまいもを、今年は家族と一緒に頬張っています。
最後だからこそ、母の手で最強となったいも料理を家族皆で楽しめることに、さらに幸せを感じます。
皆さんも美味しいものを大切な人と食べて、幸せな毎日をお過ごしください。