満車に注意
こんにちは。紙コップ担当の趙航です。
免許取得歴4ヶ月です。初ドライブで温泉に行った時はとても楽しかったので、その後もレンタカーを借りてぶどう狩りや牧場など、いろんなところへ足を延ばして楽しんでいました。
そしてつい先月に、中古の車を購入しました。ちょうど親戚が日本に遊びに来たので、マイカーで空港まで迎えに行って、マイカーで一緒に海辺に行って海鮮丼を食べて、お土産にみかんをたくさん買って、帰り道でマイカーの中で食べて…マイカーって気持ちいいですね~~
親戚をいろんなところへ車で案内した私、繁華街で買い物に行った時も「荷物がいっぱいになるので車で行きましょうか」となりました。親戚、彼氏、私の3人です。
いつものように順調に目的地へ近付き、人も多くなりましたのでスピードを落として駐車場を探し始めました。しばらく経って5,6台ほど止められる駐車場を見つけ、喜んで入ってみたら、なんと満車!更に方向転換もできない狭いスペースだったので、そのままバックで道に出るしかありません!
そこからの時間は、いつもより10倍遅く流れました。
そろそろとバックをしてみたら、路肩から人が来たので駐車場へ戻り。少し待ってバックしたらまた人が来て、更に車も来ましたので駐車場へ戻り・・・。
何回も少しバックては駐車場へ戻ることを繰り返し、このままでは永遠に道に出られない!とりあえずなんとかバックで道に出るしかない!と思った私は少し思いきってバックしました。そうしたらなんと通りすがりの車が止まって待ってくださっていたのです。「ありがとうございます!本当にすみません!」と心の中で叫び、深呼吸してブレーキをゆるめ、再度バックを続けました。後ろに人が通っていないか一生懸命見ていたところ、あれ?車が動かなくなりました。もう少しブレーキを緩めてみたら、左前方から「がりがりがり」と音が!!
絶対に壁にぶつかったよね今の音!と心の中で泣きながら、なんとかハンドルを直して道に出て、ふと前を見たら、ちゃんと駐車場に「満車」と大きく標示されていました。
そうなんです、もう知っています。満車でした。満車でしたよ。もっと前に標示を見ていたらあんな難しいところなんて入らなかったのに…今まで行ったところは田舎ばかりで、満車なんてありえなかったのに…
その後別の駐車場を見つけ、車の様子をチェックしてもう一度心の中で泣いて、とりあえずカフェに入りました。彼氏が早速携帯で修理代について調べ始め、そして私を慰め始めました。
彼氏「一回はしょうがないよ。人じゃなくて壁とぶつかって済んで良かった。」
私(彼氏の顔をじーと見て表情を読み取ろうとする)「でも修理代はすごく高いでしょう。心が痛い。」
彼氏「うん。僕も心が痛い。」
悲しい表情で、料金については触れずに慰め続けてくれるのでした。