2015年9月Vol.38
こんにちは、サクライです。秋ですねぇ。自分の名前に 晴 という漢字が入っているからというわけでもないけれど、私は晴れた空が大好きです。
天気の良い週末には広い芝生がある公園に出かけて、レジャーシートを敷いて仰向けに寝転んで、ただ空を眺めるだけで2~3時間は楽しめます。
しばらく見ていると、雲の形も、めまぐるしく変化している事が分かります。
ところで、秋は空が一段と青く高く見えるのは気のせいでしょうか。
・・・いや、他の季節より確かに青いです。確かに高いです。
ちょっと調べてみました。
理系は赤点だった私の理解なので、大雑把すぎるかもしれませんが・・・
①夏の空は南太平洋からの高気圧に覆われるが、秋の空は大陸からの高気圧に覆われる。
大陸生まれの高気圧は海生まれの高気圧よりも空気中に含む水蒸気の量が少ない。
②春も大陸生まれの高気圧に覆われるが、地面の雪や氷が溶けたばかりの時期なので、土などが舞い上がり易い。
だから空や遠くの景色はボンヤリと霞んで見える。一方で秋は、夏の間に地面に草が茂るため、土や砂が舞い上がりにくい。
空からも地からも、秋は空気に混じる不純物が少ないって事ですね!
空気が澄んでいるから、空が遠くまでよく見えるのでしょう。ナルホド。
空が高く見える理由に、雲も一役かっています。空気中の水蒸気量が少ないと、上昇気流が弱くなって、入道雲のようなモクモク立体感のある雲(低い高度から高い高度にまたがってできる雲)はできなくなります。
代わりに、空の高いところに平らな雲がサラリとできるわけです。
気のせいではありません。秋の空は、科学的根拠を持って1年で最も澄んでいるのです。いつも見られるわけではない貴重な秋の空を、今のうちに存分に眺めてみてはいかがでしょうか。