ニセ豆腐?
こんにちは。今日はグローブ担当の小野がブログを更新します。
今回は「豆腐大好き」新入社員清水の話を紹介します。
清水の主食はごはんではなく豆腐です。
薬味もしょうゆもかけず、まるごとそのまま食べます。
会社での昼食ももちろん主食は豆腐、おかずは納豆とサラダが定番。
入社直後は同僚たちに面白がられていましたが、入社して数ヶ月たった今、その光景はすっかり当たり前のものになり、誰も気にしなくなりました。
先日、出張で清水と共にマレーシアに行ってきました。
マレーシアでは豆腐に出会う機会はほとんどありません。
清水は「豆腐が恋しいです」と私に訴えてきます。
欧米に行って白米を恋しがる日本人みたいです。
日本を出発してしばらくたったある日のこと。
私は、ホテルの朝食会場で麻婆豆腐を見つけました。
これは教えてあげなきゃ!と思いすぐに清水に報告。
「清水くん!豆腐発見!あっちに麻婆豆腐あったよ」
「本当ですか小野さん!ありがとうございます。」
顔を輝かせて席を立ち、ニコニコ顔で豆腐をゲットしてきた清水。「豆腐見つけました」と上機嫌です。
そして久しぶりの豆腐を頬張ると…
「!!!」
「なにこれ!!!これなんかしょっぱいです!」
異様に顔をゆがめている清水。
不思議に思い一口もらってみると、なんとそれはマーボー豆腐ではなく、果物の王様“ドリアン”の漬物でした。
豆腐のふわっとした触感を期待して一口噛むと、思いのほか硬い触感…そして強烈な塩気。そして数回噛むとだんだんドリアン独特の強烈な香りが口いっぱいに広がります。
ドリアンの香りをご存じない方のために、wikipediaからドリアンの香りについて書かれた部分を抜粋します。
“可食部は甘い香りとともに、玉ねぎの腐敗臭または都市ガスのような強烈な匂いを放つ。”
“ドリアンの果実は臭いが強烈なため、飛行機内への持込みが禁止されている。公共の建物やホテルも、持ち込み禁止にしている所が多い。”
“その強烈な臭いが「生ゴミ」と例えられることもある”
念願の豆腐がドリアンだったと分かり肩を落とす清水。ごめんよ。
朝食で麻婆豆腐はおかしいと気付くべきでしたね。
マレーシアではドリアンを漬物にして食べることもあるんだと、そのとき初めて知りました。
その後合流した住澤の手には、はるばる日本から清水のために持ってきた豆腐が。
本物の豆腐を頬張る清水の笑顔を見てほっとした私なのでした。