ついに発売しました。

システムの長谷川より最新のコンピューター情報をお届けしたいと思います。

前回のブログでは「チャットボット」をご紹介しました。
人工知能を利用した自動会話プログラムに話しかけると様々な要求に対応してくれ、さらに提案までしてくれる、という仕組みがいまや劇的な進化を遂げ、「第4の産業革命」が起こっているという話でした。

今回は、そのチャットボットが一般向けに発売された、というニュースを紹介したいと思います。
Googleから発売された「Google Home」という商品です。

皆さんは、「Google Assistant」をご存知ですか?
スマートフォンのGoogleアプリで、「ここから○○駅まで」と話しかけると駅までの道案内をしてくれたり、様々な質問に答えたりしてくれる、人工知能搭載の会話型アシスタント機能です。
テレビCMなどでもやっているのでご存知の方も多いと思います。
その「Google Assistant」を家庭で使用するための端末が「Google Home」です。

「Hey Google、おはよう」と話しかけると、「おはようございます、○○さん。○月○日月曜日、午前6時です。天気は快晴、気温は○度です。通勤経路は今のところ通常です。午前10時に社内ミーティングがあります」などと、その日の予定も含めて教えてくれます。
「Hey Google、私のスマートフォンはどこ?」と聞くと、端末がスマートフォンに電話して、着信音を鳴らしてくれます。
「Hey Google、私がパスポートをウォークインクロゼットのタンスの上から2番目の引き出しに入れたことを覚えておいて」と頼み、後日「私のパスポートはどこ?」と聞くと、場所を教えてくれます。

料理の時に、「Hey Google、鍋に2分30秒のタイマー、オーブンに10分のタイマー」と言うと、それぞれの時間にアラームを鳴らしてくれます。
最近各家電メーカーより発売され始めているスマートホーム家電があれば、「リビングの電気を消しておいて」、「○月○日の〇時〇分から始まる〇〇という番組を録画しておいて」も、話しかけるだけで全て操作してくれます。
さらに、最大6人の声を聴き分ける「ボイスマッチ」という機能も搭載されていて、誰が話したかを認識してその人だけに対応することも可能です。

そんな夢のような端末が、10月5日に日本でも発売されました。
前回のブログで産業革命が日々進化しているという話をしましたが、こんなに早く一般ユーザー向けに発売されるとは思ってもみませんでした。
ひと昔前に映画やテレビ描かれていたような未来が、一般家庭で実現するなんて。
しかも価格もとても安い!
メカ好きで新しいもの好きとしては、早速家電量販店に物色しに行かなければいけません!