営繕日誌 「テラスの机」

 

こんにちは。カメラ男Tです。

※スタッフの名前はニックネームで記載しています。

新社屋に移転して約半年ほど経過した5月頃のお話です。

※P.D.R.は2021年11月に移転しました。

 

新社屋には個人の机はなく、備え付けの机をフリーアドレスで使用しています。

旧社屋で使用していた机などは大半が不要となりましたが、

一部使えるものは使用しています。

その中で、天板が白色の合板の長机を休憩室の屋外テラスで

使っていたのですが、白色のため、日光の反射がきつく、快適ではありません。

また、隙間のない天板なので、屋根のないテラスでは雨水が溜まり、

腐食し始めていました。

もともと室内用のテーブルですし、腐食は想定内だったので、

今回営繕(天板交換)を行いました。

 

 

 

まず、天板とフレーム部分を外し、どのような形にするか勘案します。

 

屋外の机に求められるのは、

・天板に雨水が溜まらないようにする

・金属のフレームを錆から守る

・女性でも動かせる

 (台風などの時にはひっくり返して風であおられることを防ぐ)

 

以上の観点から、天板は「すのこ」の形状にします。

また、天板を直接金属のフレームに「ビス(ネジ)」を打つと

水が染み込んで錆びる箇所が増えるので、

元々の天板とフレームを固定するために空いている穴を再使用することにしました。

そのため、新しく作る天板とフレームを固定するための木枠を間に設置します。

 

 

仕様が決まったので、作業に移ります。

まず、フレームの錆止めを行います。

フレームは錆止めとデザイン性の良さを兼ねて、黒色に塗装しました。

あえてムラになるのがいい感じです。

 

次に天板とフレームを固定する木枠を切り出していきます。

使用する木材は新社屋のリノベーション時に使用した余りで、

林業を営んでいる社長仲谷(なかや)の実家の山から、
仲谷のお兄さんが切り出してくれた「杉」を使用します。

いい感じです。このまま透明なアクリルの天板を置いてもかっこいいです。

 

次は厚さ40mmの杉を70cm幅で切り出し、すのこ状に固定していきます。

均等に間をあけて、正確な位置にビスを打っていかないと、見た目が悪くなります。

 

最後は、天板を滑らかにヤスリ掛けし、屋外でも腐食を抑える「ニス」を塗って完成です。

 

完成した机がこちら。

 

節目の穴がかっこいいです。

ここに透明なアクリル樹脂を流し込んでもいいですね。

 

次回は、直射日光を遮りつつも風を通し、なおかつ簡単に設置や撤収できる

スクリーンタープを設置する予定です。

 

 

以上久々の営繕日誌でした。

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