2022年8月Vol.113 サクッと小噺
※小噺は過去分を随時アップしております。内容に時差がある場合もありますが、是非ご覧ください。
こんにちは、サクです。先日2才のひとり息子を夫にあずけて1人で出かけました。そして私が帰宅したら、夫と息子が「変態仮面」という映画を見ていました。ある地味な男子高校生が頭にパンティーをかぶり、パッツンパッツンのパンツ1枚と網タイツだけという全裸より変態的な格好をすると最強の力を発揮して、町の平和を守るヒーローになって強盗やひったくりと戦う・・・という話です。
2才児と見る映画としてコレを選んだ夫のセンスはさておき、私の目は主人公のお尻に釘付けになりました。
まずお尻、そして太もも、ふくらはぎ、足首・・・。
下半身の鑑賞後は、お腹、胸、肩、腕・・・。
まったくスバラシイ肉体美です。主人公は二の腕が耳につくように挙げながら、肘を曲げて手を首の後ろで組み、胸を大きく開いて突き出しつつ、股の付け根から脚を動かして、一本の線の上を進むように歩きます。
その一歩一歩がとても美しくて見とれてしまいます。ただ歩く、それだけの動作に、大臀筋、大腿筋、腹筋、胸筋、三角筋など、たくさんの筋肉が繊細に連動しながら働いていることがよく分かります。
いったい彼は誰?!(パンツを被っているため顔が見えない)
主人公は鈴木亮平さんでした(『変態仮面』1作目は2013年、彼は30才)。
鈴木亮平さんといえば、2018年の大河ドラマ『西郷どん』で西郷隆盛、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』でも主役を演じた大俳優ではないですか!!!
大河で主役を張る俳優も、その5年前にはパンツ被って網タイツはいていらしたんですね・・・。大河でも彼の体型の変化には目を見張るものがありました。西郷隆盛はもともと大男でしたが、晩年は病気で肥満に苦労したと言われています。大河ドラマの中では「病気で太った」という説明はなかったと記憶していますが、それでも倒幕後から鈴木亮平さんはどんどん太っていきました。「西郷の肥満の役作りをしているんだろうな、すごいな」と感心したのを覚えています。
大河では「仕事でこんなに太れるなんてスゴイ」と思って見ていましたが、このたび『変態仮面』を見て「仕事でボディビルダー並の筋肉を作れるなんてスゴイ」とあらためて彼の身体作りに驚嘆しました。食事も運動も生活も徹底的に管理しなければこんな身体にはなりません。
それを「好きだから」ではなく「仕事だから」やるなんて、どこまでプロフェッショナルなんだ。
彼の出演作を追ってみると、彼は役によって55kg〜100kgくらいまで体重を上げたり下げたりしているようです。健康という観点からは負荷が大きすぎる気がしますが、本人はそんな次元で役作りしているわけでは無いんでしょうね。
役になりきる事が最優先なのでしょう。いやぁ〜、プロだなぁ〜。今後の活躍もとても楽しみです。