ヴァーチャルな繋がり 2010年07月19日
こんにちは、PDR米澤です。
今回はインターネットのヴァーチャルな繋がりについて書きたいと思います。
最近、mixiやtwiiterをやめました。mixiやtwitterは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と呼ばれ、文字通り社会的なネットワークをインターネット上で構築するサービスです。私の記憶が確かなら2005年くらいから流行し始め、私もかなりハマってやっていました。
サービスの内容としては、インターネット上の友人同士(現実世界の友人含む)がインターネット上にアップした日記や写真などを見せ合う。また、「コミュニティ」と呼ばれる共通の趣味、嗜好、職業(例えば、ミスチルのファン。自民党支持者。銀行員)を持った集合体に入り、情報交換をする。といったものです。
サービスの売りはインターネットだからできる、ヒトとの繋がり。住んでいる所が遠くて、なかなか会えない友人や普段の生活では会う事がないであろう、共通の趣味や嗜好、志向を持ったヒトと繋がる事ができる事。そうしたサービスは今までなかったので、つい最近まで面白がってやっていました。しかし、それは「弱い絆」でリアルなものではないとも思い始めました。
SNSは確かに便利ですが、ハマりすぎるとインターネット上のコミュニケーションばかりになってしまい、実際のコミュニケーションがおろそかになってしまう場合があります。私はそうなりがちだったので、やめました。インターネット上だけで会っていると、なんとなくわかったような気になりがちなので、疎遠な友人と会う機会を作っていませんでしたが、やめてから、意識してそういう人とも会うようになりました。そこで得られる情報はインターネットで得られる情報より圧倒的に多いです。情報化社会と言いつつも、アナログな付き合いの方が生の情報が溢れている気がします。
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自分の常識を疑う 2010年07月15日
こんにちは、PDR米澤です。
昨日、このブログを読んだ社内のパートさんから「意外にカタくて難しい本ばかり紹介しているのね」と言われましたので、今回は自分らしく(?)やわらかい本を紹介させていただきたいと思います。
今回ご紹介させていただく本は「Out Of Photographers(通称 アウフォト)」という本。この本は10年前に廃刊になっていますが、知る人ぞ知る伝説的な雑誌です。この雑誌の凄かったところは全編素人の投稿写真(決してエロ本ではない)によって成り立っていたところです。逆光だったり、ピンボケしていたり、どこを撮っているか意味がわからなかったり、そんな写真素人(一般人から吉川ひなの、スチャダラパー、横尾忠則、小沢健二、菅野美穂…等の有名人まで)の写真が全ページを埋めつくすという、衝撃的な内容でした。写真に詳しくない私から見ても、明らかにプロのクオリティには遠く及ばない写真ばかり…だけど面白かった!!
掲載基準である、『「楽しすぎて撮るの忘れちゃった」みたいな気持ちで撮った写真』が、プロの編集によって、「ただ、楽しい写真」が「作品」に昇華された事が発売当時、最高に新しく、自分の中では画期的で、新しいモノ好きな私の気持ちはガッチリつかまれました。自分で「ただ、楽しい写真」を並べても、プロの様に「作品」にはならないので、編集の面白さが少し分かった気がします。
また、この雑誌を読んで、私は「自分の常識は疑え」という事を学びました。アウフォトに出会う前は、写真に限らず「プロが作ったもの=クオリティが高い」で「素人が作ったもの=クオリティが低い」と思い込んでいました。しかし、アウフォトに掲載されていた素人の写真は、偶然の産物的なモノが多かったにせよ、面白さという点ではクオリティが確実に高かった。それまで、有名無名やプロかどうかに囚われていた私の価値観は壊れました。
ありがとう、アウフォト。
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國安京のテーマ 2010年07月13日
こんにちは、PDR米澤です。
今回は、お客様からいただいた、プレゼントについて書きたいと思います。
このブログやPDR新聞でも何度か告知しているように、弊社社員の國安京(クニヤス ケイ)が、カヌーポロ日本代表に選出され、9月にイタリアで行われる世界選手権に出場する事になりました。最近は、ワールドカップで日本代表が活躍し、かなり私の身の回りでも盛り上がっていましたが、次はカヌーポロ世界選手権!!ということで社内もにわかに盛り上がっております。
そんな雰囲気の社内に、お客様から思わぬプレゼントが届きました。なんと、あるお客様が國安のためにカヌーポロをイメージした楽曲を作ってくださったのです!!今までも、応援のメッセージなどはいただいていましたが、まさか楽曲を贈っていただけるとは思ってもいませんでした。早速、社内で従業員を集め、制作された楽曲を聴かせていただきましたが、川の流れを想起させるようなメロディが心地よく、これで國安もリラックスして試合に臨めると思います。今回、楽曲を制作してくださったA様、ありがとうございました!!
このプレゼントを受けて、プレゼントのお礼を何かせねばと立ち上がったのが弊社社員の竹内。竹内は國安が実際に競技をしている様子をお客様に伝えるべく、愛知県の保田々池で國安を撮影し、それをまとめてDVDに仕上げました。出来上がりの評判は、まずまず。おかげさまで、社内でよりいっそう國安を応援するムードが高まりました。
ワールドカップの次はカヌーポロ世界選手権です!!ただし、テレビ放映はありませんが…
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長久手町でひとりごと バックナンバーvol.20 2010年07月08日
こんにちは、PDR米澤です。
今回は弊社メルマガ(10年7月6日配信分)のワンコーナー「長久手町でひとりごと」バックナンバーを紹介させていただきます。
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□コラム 長久手町でひとりごと
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弊社では今月末までグローブのセールをしております。セールのチラシでは私がグローブ工場で働いてきた体験記を掲載しているのですが、今回はそのこぼれ話でも。
手袋の塩素溶液で洗浄する工程で働いていた時のこと。仕事を教えてくれていたネパール人の出稼ぎ労働者から「お前の給料はいくらだ」と質問をされました。私の給料は日本ではごく平均的な額ですが、彼らの収入が月に300~400米ドルであることは知っていましたから、正直に話して反感を持たれてはマズイと思い「1,000米ドルくらい」と嘘を付いてしまいました。
果たして嘘を付くべきだったのか。内心はうかがい知れませんでしたが、そのときの彼の寂しそうな顔は今でもよく覚えています。私にはまだ答えを見つけられません。
(商品企画 神戸)
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私は、この話を読んで、少し方向性は違いますが、昨年話題になったコムデギャルソンの川久保玲さんが「いいものは高い」という価値観を提示したインタビュー(興味がある方はソースがネット上にもあるので、探してみてください)を思い出しました。川久保さんはモノの質より安いものがもてはやされる風潮に対して
「ジーンズ1本が何百円なんてありえない。どこかの工程で誰かが泣いているかもしれないのに、安い服を着ていていいのか。いい物には人の手も時間も努力も必要だからどうしても高くなる。いい物は高いという価値観も残って欲しいのです」
と警鐘を鳴らしていました。安いという事は消費者にとって一見よいことのようにみえても、もとを辿れば、下請けの誰かが苦しい思いをしている一面もあります。
だから、私は安い以外の価値観でお金を遣いたいと考えています。例えば、フレッシュネスバーガーではハンバーガーというより「安心」を買う。コムデギャルソンでは服というより「反骨精神」を買う。モノの高い安いより、そこに思想や哲学があるから買う。そういう価値観があっても良いと思います。
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7月の1冊 2010年07月06日
こんにちは、PDR米澤です。
今回は毎月恒例の私の独断と偏見に基づいた書籍紹介をさせていただきます。
今回ご紹介させていただく本はアロン・シェパードによる「私にはもう出版社はいらない」という本です。内容としては、従来の出版社を介した販路をとらず、amazonを最大限活用して、アメリカで電子書籍、紙の書籍をセルフパブリッシング(自費出版)で販売し、ベストセラーを作るためのハウツー本です。
日本でもキンドルやiPadが発売され、電子書籍も話題には上がるようになりましたが、まだまだ普及していないのが現状。amazonを利用したセルフパブリッシングもほとんど知られていません。ただ、数年後には日本にも普及する可能性があるので、本好きとしては書籍の今後の扱われ方を知るために、気になる内容でした。
さて、今までの自費出版とamazonを利用したセルフパブリッシングはどう違うのでしょう?最も大きな違いは儲かる可能性があることです。今までの自費出版の場合、出版社を通さないため、販売経路が限られ、宣伝効果も望めず、黒字回収すら困難でした。しかし、amazonを利用すれば、資金が少なくても、より多くの方に本を読んでもらえるチャンス、ベストセラーになる可能性があります。ただ、amazonに掲載されている本は何百万単位ですので、読者が自分の本を見つけ、興味を持ち、購入してもらうのは至難の業…そこで本著の出番!!だそうです。
私は、ベストセラーを生み出すテクニックに興味はないので、特に言及しませんが、セルフパブリッシングで採算が立つ(ほんの一握りだとは思いますが)ようになってくると、今まで出版に縁の無かった素人がプロより面白い作品を生み出す可能性もあり、面白くなりそうな予感がします。ただ、私は出版社買い(CDで言うレーベル買い)する事や良い書店の名物店員さんが選ぶ本を目当てに書店に行く事もあるので、amazonによって出版社や書店の存在が薄くなってしまうのも寂しいです。本好きとしては、扱い方が変わっても、良い本が良い評価をされて、良い成果を上げるようになる事を望みます。
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文化系カフェのお手伝い 2010年06月29日
こんにちは、PDR米澤です。
今回は、先日のブログで取り上げた、近所のカフェで行われたイベントについて書きたいと思います。
この前の日曜日に私の行きつけのカフェで東京からバンドを呼んで、ライブがあり、今月いっぱいくらい宣伝を手伝っていたのですが、目標の50人を上回る約60人のお客様にきていただけました。ライブも盛り上がり、お客さんにも楽しんでもらえたと思うので、ひとまず成功だったと思います。
私が手伝った宣伝活動は、知人の洋服屋、美容院、雑貨屋、飲食店へのチラシの設置。アクセス数の多い知人のブログでの宣伝依頼。mixiやtwitterによる告知等を行いました。ただ、これらは反応が見えるものではなかったので、私がどれだけ貢献できたか計りかねます。そこで、ライブに来てくれたお客さん数人に話をうかがってみました。
結果は
「友達が面白いバンドが来るらしいよって教えてくれたから」
「友達から誘われたから」
「友達が行くから」
という声が多かったです。全員に話をうかがった訳ではないので、母数全体でも言えるとは限りませんが、「音楽マニア」というニッチな層以外にアピールするにはクチコミが最も効果的なのかもしれません。
もし、次回があるとすれば、きっと今回来てくれたお客さんのうち何割かから更にクチコミで広まる(と信じたい)。私も更に多くの人に認知してもらうべく、ライブの様子をビデオで録画したので、youtubeなどを利用してクチコミとは別ルートで宣伝を手伝えたらと思います。お店の単なるカフェにとどまらない「文化発信基地」というコンセプトに共感しているので、お店の発展に少しでも貢献できたら幸いです。
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通勤の友 2010年06月23日
こんにちは、PDR米澤です。
今回は社内で「電車での通勤時間が長いので、通勤に合う音楽があったら教えて欲しい」という声がありましたので、この場を借りて、私が思う通勤に合う音楽を紹介させていただきます。
さて、私が思う「電車通勤にフィットする音楽」は「気持ちが上がりすぎず下がり過ぎない音楽」ではないかと思います。通勤時間が長いのにテンポが速すぎたり、激しかったりすると疲れてしまうし、かと言ってテンポが遅すぎたり、曲調が暗すぎたりすると気持ちも落ちてしまう。気持ちの針がふれすぎない、ちょうど良いバランスが長い通勤にストレスを与えず、リラックスをもらたしてくれる。私は3年間往復2時間電車通勤中、色々な音楽を聴く中でそういう結論に達しました。
それを踏まえて、ご紹介させていただくのは藤原ヒロシ&K.U.D.Oの黄金コンビによる"Michael Jackson/Jackson 5 remixes"
衝撃の死から1年が経とうとしているマイケル・ジャクソンの幼年期~少年期の音源をリミックスしたものです。青年期~のマイケルも素晴らしいですが、個人的にマイケルは幼年期~少年期の声が好きで、その声を最大限に生かした加工により、更に素晴らしい出来に仕上がっています。超ヒット曲から隠れた名曲まで、マイケルの良さを再認識できるこの1枚は通勤に限らず、その他のシチュエーションでも活躍してくれるはずです。
通勤時間も心地良い音楽で楽しめたら、仕事にも程よいテンションで臨めると思いますので、興味がある方は聴いてみてください。初回限定にボーナスディスクとして収録されているダブヴァージョンも素晴らしい出来ですので、気になる方はお早めに。
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PDR新聞 バックナンバーvol.13 2010年06月22日
こんにちは、PDR米澤です。
今回はPDR新聞のバックナンバー(10年5月1日号)より『今月の國安京』を取り上げさせていただきます。
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【今月の国安京】
最近、たくましさに磨きがかかってきた、國安(コールセンターに勤務しているカヌー大好き女子)です。
「なんか大きくなったんじゃない?」
と聞いてみると、さらっと
「昨日の秋から4kg増やしましたから」
と笑顔で返事をするではありませんか!
世の女性が体重を減らそうと頑張る中、彼女は筋肉を増やそうと頑張っているのでした!スゴイぞ!
ちなみに、現在、唇が日焼けしすぎて、皮膚科に通院中…
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先日、國安の壮行会を兼ねた社内の飲み会が名古屋市内某所であり、なんと、そこで國安による演技の実演が行われました。私も実際に國安がカヌーを漕いでいる姿を見た事がなかったので、今までは國安の凄さがイマイチわかりませんでしたが、とにかく速かったです!!以前、このブログでも紹介した通り、國安が世界選手権に出場するカヌーポロという競技はカヌーと水球が合体したようなイメージで、速さではなく得点を競う競技ですので、カヌーを漕ぐ速さは本質とは違うかもしれませんが、身内だからという贔屓目は抜きにして、「日本代表」の凄さが少し分かった気がします。残念ながらワールドカップの様にテレビ放映はありませんが、9月にイタリアで開かれる世界選手権が私も楽しみになってきました。
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切っても切れない関係 2010年06月17日
こんにちは、PDR米澤です。
今回は、スポーツ選手と歯の関係について書きたいと思います。
その昔「芸能人は歯が命」というコピーのCMが流行りました。芸能人は外見が大切だということからついたコピーのようですが、スポーツ選手は、運動能力と歯の状態に強い相関が見られる事から、芸能人とは違った意味で「スポーツ選手も歯が命」と言えます。
最近、母の知人の歯科医師の方から「スポーツ選手は、歯並びが良くて綺麗な歯をしている方が、絶対的にパフォーマンスが良い」という話を聞きました。そこで、半信半疑ながら、自分の周りで運動神経が良い友人の歯をひそかに観察していると、確かに運動神経が良い人ほど綺麗な歯をしている事がわかりました。プロスポーツ選手の方の歯はまだじっくり見た事がないので、何とも言えませんが、少なくとも自分の周りでは歯とパフォーマンスが比例する事が実感できました。
イチロー選手は、昔読んだ雑誌によると、1日に5回歯を磨くそうです。その記事を読んだ当時は「イチローの変わった癖」特集の一つだったので「イチローはカレーしか食べない」という話と同列に考えていて、変わっているなとしか思いませんでしたが、最近やっと腑に落ちた気がします。
残念ながら、私はそこまで歯並びが良くなかったせいか、運動神経もイマイチでしたが、もし生まれ変われるなら、歯を大切にしてスポーツをやり直したいです。歯は運動能力以外とも切っても切れない関係がありそうなので、また何かわかったらブログでも報告したいと思います。
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準備ができているか 2010年06月15日
こんにちは、PDR米澤です。
今回は先日のワールドカップ初戦で決勝点を決めた本田選手について考えてみました。彼はなぜ、あの試合で唯一と言っていい決定機を確実にモノにする事ができたのか?
想像するに、彼は何度も何度もイメージトレーニングを繰り返して、心の準備ができていたのではないでしょうか。「心の準備」は4文字で簡単に表現できますが、行なうは難し。いざチャンスが到来しても逆に力が入ってしまい、良くない結果になる事は、サッカーに限らずよくある話です。そうならないよう、日頃の練習、普段の生活から本番に起こりうる様々なシチュエーションを想定していたのではないでしょうか。
そして得点の場面では
「仲間からパスがくるか信じられない」⇒「シュートするイメージができない」⇒「実際にパスがきてしまった」⇒「慌ててトラップする」⇒「シュート?」
ではなく
「絶対にパスがくると信じる」⇒「シュートするイメージをする」⇒「実際にパスがきた」⇒「落ち着いてトラップする」⇒「シュート!!」
という精神状態でプレーできていたのだと思います。
本田選手のプレーを観て、私もサッカーに限らず、準備を大事にしたいと思いました。仕事でも色々な場面を想定して準備していれば、臨機応変に対応できますが、準備ができていない時はどうしてもあたふたしてしまいます。最高の結果を出した本田選手が、ワールドカップ開幕前に某テレビ番組で「結果は準備でほぼ100%決まる」と言っていた意味がようやくわかった気がしました。
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