スタッフのひとりごと
blog

5月の1冊 2010年05月11日

courrier067m.jpgこんにちは、PDR米澤です。

今回は毎月恒例の独断と偏見に基づいた書籍紹介をさせていただきます。

 

今回、ご紹介させていただく本はCOURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)という雑誌です。フランスのCourrier International(クーリエ・アンテナシオナル)という雑誌の提携誌で、外国メディアの記事を日本に紹介する「国際ニュースのセレクトショップ」というコンセプト。「世界は日本をどう見ているのか?」「海外のニュースを外国メディアはどう報じているのか」という視点で各国メディアから選ばれたニュースは、興味深いものが多く、よく読んでいます。 

 

私が最新号で興味深いと思ったのはアメリカのFast Companyという経済誌(アメリカ版の日経ビジネスの様なもの?)による「新時代のエクセレントカンパニーBEST50」という記事。記事のタイトル通りFast Comapnyが考える、革新的な事業を行っている企業ベスト50社が紹介されていましたが、日本の企業はユニクロのファーストリテイリング(41位)1社のみ…

 

革新性と業績は必ずしも比例するものではないかもしれませんが、この記事で日本の企業が1社しか掲載されていなかった事に私は寂しさを覚えました。隣国では中国がHuawei(5位)、Alibaba(29位)、Huayi Brothers(42位)の3社。台湾がHTC(31位)1社。韓国がSamsung(36位)1社ランクイン。ちなみに上位はFacebook, Amazon, Apple, Google, Huawei, First Solar, PG&E, Novartis, Walmart, HP…という並びでした。

 

日本の企業もよくわからない事ばかりですが、知らない海外の企業が多く、日本の企業に対する評価が適正かどうかもよくわかりませんでした。日本の企業のよさを知るためにも、海外の企業の事も少しずつ調べていこうと思います。

詳しく見る

A Love Supreme? 2010年05月06日

こんにちは、PDR米澤です。

今回は、GW中に出席した友人の結婚式について書きたいと思います。

 

このブログでも以前書きましたが、生い立ちビデオの作成と二次会での受付とDJを新郎の友人から依頼されていた披露宴、二次会に出席して参りました。 披露宴では、奥さんのあまりの美しさに嫉妬しつつ、何とかできあがった生い立ちビデオが新郎新婦のご家族、友人の方々にも「良かったよ」と言っていただけたので、ホッとしました。今まで何度か結婚式や二次会用にDVDを作ってきましたが、いつも上映する瞬間は緊張します。

 

DVDの上映が終わって安心したあとは、酔っ払った友人達と披露宴を楽しみ(Nクン騒がしくてすいませんでした..)、披露宴が終わったら次は二次会の準備です。今回は出席者が120人と多かった事もあり、受付と二次会の進行を新婦側の幹事と再度確認し、私はDJをするために機材の準備に取り掛かりました。今回はいつもは苦戦する配線もホテルの従業員の方に助けてもらってクリアし、余裕ができたので選曲を再確認。

 

混雑した受付もなんとか終わり、披露宴終了から1時間後、無事に二次会も始まりました。そして、新郎新婦入場からケーキカットの流れで、私もハッピーな雰囲気を演出すべくDJ開始。定番のJackson5やStevie Wonderのラブソングばかりでは面白くないので、私が好きなJohn Coltraneの"A Love Supreme"も挟んでみましたが、あまり反応は無く…一番お客さんの反応が良かったのはラッツ&スターの「め組のひと」でした。

 

そうして、お客さんとのコミュニケーションを図りつつ、先述のDVDの再上映、新婦の友人によるダンス、定番のビンゴゲーム、 菓子まき(名古屋特有の文化で嫁入りの際に2階のベランダからお菓子を近所の方々にまく)などプログラムは進み、新郎新婦の挨拶で締めて、会は無事に終わりました。新郎新婦に喜ばれ、お客さんにも楽しんでもらえたので、良かったです。

 

ただ、終わった後は「僕もいつかは祝われる側になりたいな」と少し寂しい気持ちになりました。レコードもいいですが、私も新郎新婦の様に、本物の"A Love Supreme(至上の愛)"を手にできる様がんばりたいと思います。

詳しく見る

グッドデザイン 2010年04月30日

concept1.jpgこんにちは、PDR米澤です。

今回は、私が最近ハマったモノを紹介させていただきたいと思います。

 

今回ご紹介させていただくのは、巷で話題の京都菜館wongのラー油(コレとご飯さえあれば生きていける!!)ではなく、"nook(ヌーク)"という毛抜きです。 私が通っている美容院のお客さんがデザインされたらしく、美容院のオーナーさんから薦められるままに買ってみました。雑誌やテレビでも紹介されているので、ご存知の方も多いと思いますが、2009年グッドデザイン賞を受賞した商品です。

 

従来の毛抜きとの違いは、毛を「点」ではなく、「面」でつかむ事です。 従来の毛抜きの様に先端が尖った形状ではなく、先端が丸い形状になっていて、しなって毛をはさむため、肌を傷つけないそうです。あと、色がカワイイ。

 

自分でも使ってみたところ、どの方向からでも簡単に毛をつかむ事ができ、スッと抜ける快感は何とも言えないものでした。「デザイン」という言葉を聞くと、見た目がカワイイとかカッコいいという表面的なデザインと捉えがちですが、きっとこの快感こそがデザインの本質なのでしょう。使い心地をうまく表した商品名もデザインの一つと言えそうです。

 

「いいデザインとは何か?」を考えさせられる機会を与えてくれた、グッドデザインな毛抜き。興味がある方は自分の手で確かめてみてください。

詳しく見る

誕生日会 2010年04月27日

こんにちは、PDR米澤です。

今回は、自分の誕生会について書きたいと思います。

 

私事で恐縮ですが、つい先日、誕生日を迎え、26歳になりました。 過去には、友人にサプライズな誕生日会を開いてもらう事もあったのですが、今年は逆に友人に恩返ししようと思い、自分で誕生日会を開く事にしました。自分の誕生日会で恩返しをするというのは変な話かもしれませんが、人を集める名目として「誕生日会」は敷居を低くできると思ったので、 これを機に普段会わない人同士に新しい出会いや繋がりを演出したかったのです。人生の先輩方から、普通に生活していたら知り合う事が無い様な人を紹介されて、繋がりが増えるほど、私は遊びの幅が広がったので、先輩方が私にしてくれた様に私も友人にそういう機会を提供しようと思いました。

 

61axXBMPCwL__AA300_.jpg1ヶ月前から準備に取り掛かり、連絡を回して人集めを始めました。 私の狙いが当たったのか、40人くらいの友人に連絡したうち、30人弱の友人が来てくれる事になりました。ただ、単に人を集めて紹介するだけでは面白くないと思ったので、私が好きな場所やモノも紹介する事にしました。会場は昨年オープンしたばかりで、あまり認知されていない行きつけのカフェを押さえ、本が好きなので自宅から本を持ちこんで、移動図書館を設置する事にしました。本と言えば、このブログでも紹介した事がある、友人が書いた『外国人から見たニッポン』も持ち込んで、他の友人に紹介する事にしました。

 

当日はある程度狙い通り、数年ぶりの再会や新しい出会いを演出する事ができ、 当初の目的はそこそこ達成しました。しかし、更に自分の好きなレコードをかけて、音楽の紹介もしようと思っていたところ、人と話していたら時間がかなり過ぎてしまったので、好きなモノを紹介するという目標は達成できませんでした。ただ、友人達が私が紹介した人やモノをネタに楽しそうに会話をしている様子を見て、嬉しかったので、今後も何かの「紹介」は続けていきたいと思います。

詳しく見る

夜ジャズ 2010年04月22日

Melody_gardot.jpg

こんにちは、PDR米澤です。

今回は、いつもブログを読んでくださっている方に音楽紹介が好評でしたので、おススメの音楽を紹介させていただきたいと思います。

 

今回ご紹介させていただくのはMelody Gardotの"Worrisome Heart"というアルバムです。発売は2年前ですので、やや古いですが、父親から薦められて聴く様になりました。

 

作風は有名どころで例えるとNorah Jonesの様な感じで、簡単に言うとジャズ・ヴォーカルです。ただ、純粋なジャズというよりはカントリーやフォークの要素もあり、聴き易くなっているので、普段ジャズに馴染みの無い方にもおススメです。

 

Melody Gardotというアーティストは19歳の時に後遺症(視覚過敏でサングラスが外せない)が残るほどの交通事故に遭い、1年間寝たきりの生活をした後、リハビリの一環として音楽活動を始めたそうです。初めて彼女の歌を聴いた時は「古き良き時代のジャズを感じさせてくれる今時珍しい声の持ち主だな。だいぶ年上なんだろう」と思っていましたが、実際は24歳!!! 自分(25歳)より年下とは…末恐ろしい歌い手です。

 

アルバムの邦題が「夜と朝の間」になっている様に、夜中に聴くと、「大人の時間」を演出してくれます。夜のドライブにも合うと思いますので、興味がある方は一度聴いてみてください。

詳しく見る

意味のある服 2010年04月20日

こんにちは、PDR米澤です。

今回は自分の趣味である洋服についてを書きたいと思います。 

 

私が好きな服は「意味のある服」です。洋服もコミュニケーション(自己紹介)の一部。 その時着ている服は「私はこういう人間です」と同じ意味だと私は思います。

 

私の中で「意味のある服」の例を挙げると、"FilMelange(フィルメランジェ)"という日本製の服が、まず思い浮かびます。 このブランドは洋服好きの間では有名で、主にオーガニックコットンを使用したTシャツやスウェット、パーカー、靴下などの綿製品を製造・販売しています。デザインはベーシックなものが多く、派手さはありませんが、徹底的な着心地の追及による「着る事の充足感、快適さ」が高く評価されています。

 

品質の良さだけでなく、私がFilMelangeを着る意味は「Made in Nihon」という理念への共感です。 「Made in Nihon」とはFilMelangeが掲げるコンセプトの一つで、技術者の高齢化や海外生産の増加に伴い、次々と閉鎖されている日本の被服生産地、世界最高レベルの技術を守るため、撚糸から縫製まで、全て日本の職人による生産に拘る事を意味しています。

 

logo_r2_c2.gif景気の悪化、慢性的なデフレも伴い、近年は安価なファストファッションが世間でもてはやされていますが、日本の被服生産地、日本の職人さんにとっては良くないニュースです。私は自分が出来る範囲で自分が好きなものを守りたい。そういう人間だと思われたいので、私はFilMelangeを着ます。

詳しく見る

長久手町でひとりごと バックナンバーvol.17 2010年04月15日

こんにちは、PDR米澤です。

今回は弊社メルマガ(10年4月1日配信分)のワンコーナー「長久手町でひとりごと」バックナンバーを紹介させていただきます。

—————————————————————————————————————————————

 □コラム 長久手町でひとりごと

—————————————————————————————————————————————以前は楽しいと思わなかったのですが、最近はゴルフが楽しいと思えるようになりました。過度に気を使う接待ゴルフはしていない、意外と金がかからないことに気付いた、同レベルで競い合う仲間ができた、この辺りが心持ちが変わった要因でしょうか。コスト面で言えば、私はまったく道具にお金を掛けない(クラブは貰いもの、ウェアはユニクロ)ので、頻繁でなければ、十分普通の趣味の範疇の出費だと思います。

   

ゴルフは他人に迷惑を掛けない限り、相当に自分のペースを守ってプレーできます。また対戦競技でもないので、時間さえかければ誰でも必ず同じゴールにたどり着けます。また老後への備えというわけではありませんが、テニスやサッカーに比べれば長く続けられる環境が手に入りやすいですし、慢性運動不足の私でも一応18ホールを回って無事帰ってこられることも、敷居を低く感じる一因かもしれません。 

(商品企画 神戸)  

—————————————————————————————————————————————

 

私も以前は数人の社員とゴルフの打ちっ放しに行っていました。しかし、楽しいと思えなかったので行かなくなってしまいました。楽しいと思えなかったのは、センスが無く、なかなか上達しなかった事もありますが、自分の中で「運動した感」が得られなかったためだと思います。私は走ったり、体をぶつけあったりしないと「今日は運動したなあ」という気持ちになれないのです。普段ほとんど感情的になる事が無く「静的」な生活を送っているせいか、スポーツをする時は、激しく動いて、感情を表に出したい「動的」な気持ちになります。そのため、どちらかというと「静的」なスポーツであるゴルフは性に合いませんでした。神戸の様に、ゴルフをいつか楽しいと思える日が来るかもしれませんが、今はゴルフよりフットサルやランニングなど「動的」なスポーツを楽しみたいと思います。

詳しく見る

大人も絵本 2010年04月13日

51KVfescA4L.jpgこんにちは、PDR米澤です。

今回は個人的にハマっている絵本について書きたいと思います。  

 

今回、ご紹介させていただくのは宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」です。この名作も色々なバージョンが出ていますが、私が購入したものは、昨年末発売された清川あさみさんが絵を担当したバージョン。右の表紙の様に、清川あさみさんがビーズや布、クリスタルなどを用いて表現した宇宙、銀河は宮沢賢治の言葉を更にイメージ豊かなものにしています。

 

母親が宮沢賢治のファンだったので、小さい頃「銀河鉄道の夜」もよく読んでもらった記憶はありますが、正直なところ内容は全然覚えていません。おそらく、話が難しかったか、興味が持てなかったので、記憶に残らなかったのだと思います。それが、今では自分から「銀河鉄道の夜」を買って、母に面白さを語り出す様になりました。大人になって良さが分かる様になったのかもしれません。 

 

先日、1歳の子供がいる友人宅に遊びに行く機会があったので、この本の面白さを共有したいと思い、赤ちゃんにプレゼントしました。赤ちゃんに、まだ文章の良さはわからなくても、絵の美しさは楽しんでもらえるはず。と思っていましたが、むしろ両親の方がハマったようで喜んでくれました。大人になって読む絵本は子供の頃より、面白く感じるので、また面白い本を探しにいこうと思います。

詳しく見る

PDR新聞 バックナンバーvol.12 2010年04月08日

こんにちは、PDR米澤です。

今回はPDR新聞のバックナンバー(10年4月1日号)より『隠れた名品 プロテクトX2』を取り上げさせていただきます。  

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

プロテクトx2【隠れた名品 プロテクトX2】

 

PDRのスタッフの間では人気なのにお客様に全然人気じゃない商品…。この良さを知らないのは、もったいないので、世に広めるべく、新聞でご紹介したいと思います。

 

この「プロテクトX2」は名前はどこかのTV番組みたいだし、パッケージは質実剛健な感じだし…正直に言って、私も最初は使ってみたいとは思えませんでした。

 

しかし、PDRの女子トイレに「自由に試してください」と置いてあるのですが、それを使った主婦達の間で話題になり、今では社内販売の人気商品です。中でも、長年手荒れで困っていたスタッフの武田は「PDRに入社してよかった事は、社長の人柄とプロテクトX2に出会えたことです!」と言ってはばかりません!ぜひお試しください!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

20070216_295924.jpgPDR新聞に紹介されていたプロテクトX2だけでなく、世の中にはもっと評価されてもよいものが沢山あると思います。私が最近、もっと評価されて然るべきだと思ったのは*フェンダーローズ奏者の「猪野秀史」というアーティストです。

 

Michael Jacksonの"Billie Jean"やYusef Lateefの"Love Theme From Spartacus"などの名曲をカバーした"Satisfaction"というCD(クチコミだけで数万枚売り上げた超名盤)を聴いて完全にファンになっていた私は、猪野さんが名古屋ブルーノートにライブに来るという情報を聞き、即予約し、弟とライブを観に行きました。CDも十分素晴らしいですが、生の演奏はさらに素晴らしく、その日は音楽に酔いしれました。

 

ただ、唯一残念だったのは空席が目立った事。東京や大阪では完売したチケットも、名古屋では当日券が残っていました。テレビの様なマスメディアでは紹介されていないので、しょうがないかもしれませんが、ライブが良かった反面、寂しさを覚えた一日でした。あの美しい音が、一部の音楽好きだけでなく、少しでも多くの人に広がればいいなと思います。

 

*フェンダーローズ…アメリカのギターメーカーFender社から販売されている電子ピアノ。独特の温かい音色が印象的な楽器で、Stevie WonderやBeatlesの楽曲でも採用されている。

詳しく見る

再会 2010年04月06日

こんにちは、PDR米澤です。

今回は幼馴染みとの再会について書きたいと思います。

 

つい一昨日の話なのですが、天気も良く桜も満開だったので、昼間は地元の友人と花見をしていました。夕方前に解散して、帰り道に知人の洋服屋に寄り、高城剛の「オーガニック革命」をネタに話し込んでいると、系列のレディースショップの店長さんから、声をかけられました。

 

会わせたい人がいるという事で、店に入ってみると、奇麗な女性がいました。展開として「コレは紹介というやつか!!」と淡い期待が膨らみましたが、どうも違う様子。残念…

 

ただ、よく見てみると奇麗な女性はどこか見覚えがある気もする。話を聞いてみると、小さい頃よく遊んでもらっていた、ナオミお姉ちゃんだった事が発覚。私が6歳の頃引っ越してしまい、年も5歳離れていたので、会う機会が全くありませんでした。なんと約20年ぶりの再会!!

 

ナオミちゃんが隣の店に顔を出している私を見て「もしかしたら彰太クンじゃない?」とスタッフの方に聞いた事から、今回の再会に至った訳ですが、5歳6歳だった当時に見上げていたナオミちゃんを見下ろして話すのは不思議な感覚でした。大人になってから会ったナオミちゃんは当時の記憶と変わらず、奇麗で優しいお姉さんのままで、嬉しかったです。

 

ナオミちゃんはトリマーとして独立して、1人で生計を立てているという話を聞いて、お互い大人になったんだなと実感しつつ、僕も頑張ろうと思った1日でした。

詳しく見る