ハラジョーな人生|1995年〜 2009年06月18日
私も35歳になりました。
独立して10年目、1994年の5月期はようやく会社らしくなり、売り上げも3億円に。
来年の売り上げも4億円を見込めました。
この頃からでしょうか、シアワセを感じ始めたのは。
頑張ってきた甲斐があったなあ、と。
ただ、妻にはずいぶんとキツかったろうし、子供も寝顔しか見られなかった。
両親にも心配かけました。ここから一生懸命恩返しをしていきました。
毎晩、子供と一緒に入るオフロがいちばんの楽しみになりました。
・・なんて言うと「まるくなったなぁ」と思われるかも知れませんね。
この頃の社員は、私と妻と、中途採用の男性が2人、パートから社員に昇格した女性3人、
あとはパートさん20人。合計で27人です。男は私を含めて3人です。
そして、はじめての大きな求人広告をだしました。
誰かが辞めそうだとか、目が回るほど忙しいとか、
特別な事情があったわけでなく・・
ただ、私自身もう一度本当にやりたいことを見つめ直したい。
地に足つけてこの仕事を考えれば、もっと面白いことができるのじゃないか。
そう思ったのです。
これといった特別な経験や能力は一切要求しませんでした。
「とにかく何かに打ち込みたい」という気持ちさえあれば十分だったのです。
新入社員に刺激を受けながら、
また明日に向けていろいろなことをやっていけたらウレシイ。
そう思って声を掛けました。
海外メーカーの開拓ですか?いいですよ。一緒にやりましょう。
面白い仕事をしましょう。そう思って。
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おわりに|2017年
「ハランバンジョー」というのは、求人広告についていたキャッチコピーです。
採用支援会社の社長さんが、当時流行っていたテレビ番組からとってつけてくれたようです。
今になると、この程度の経験で「ハランバンジョー」というのは大変おこがましいのですが。
私自身は、自分の人生が波乱万丈だなんて考えたこともなく、
その時、その時を一生懸命すごしていただけでした。
いまでも眉間にシワを寄せて悩んだり考えこんだりすることもありますが、
少しでも楽しく毎日をすごせるように、少しでも世の中の
お役に立てるようにと努力を続けています。
この時の広告を見て入社してきた谷川あかねの物語はこちら