スタッフのひとりごと
STAFF BLOG

卒業式 2016年09月29日

こんにちは。ヘアスタイルがもう5年以上ショートなので、今回少し髪を切っても誰にも気づかれなかった新入社員の廣政です。

 

先日、出身大学院の卒業式に顔を出してきました。私の出身大学は4月と10月の年2回入学のタイミングがあるため、卒業式も3月と9月の2回あります。

 

9月卒業者は主に留学生が多く、今回もミャンマー、ラオス、カンボジア、スーダン、リベリアなどからきた友人たちが卒業していきました。国費やJICAのプログラムで留学してきた人が大半です。
最初はまったく日本語をしゃべることができない人ばかりで、留学したての頃にはガスの料金を払ったり、国民健康保険の手続きをしたり、郵便の再配達を電話したりとお手伝いをいろいろしました。
リベリアや北スーダンなど、聞いたこともないような国の人たちと初めて出会い、文化や踊りを教わったり、時には手料理をご馳走になったりと、楽しい思い出がたくさんあります。

 

留学生の友人たちはみんな民族衣装を着て誇らしげに卒業式に出席していました。とても華やかで素敵でした。2年という長い間、右も左もわからない国で生活し、論文を書き上げるのは、本当に大変なことだったと思います。

 

式の後のパーティーでは、お寿司やチキンをほお張りながら思い出話に花が咲きました。

 

卒業後は、一部日本にある大使館などで働く人もいますが、ほとんどは母国に帰ってしまうため、再会を誓って別れました。
いつか友人たちに会いに、北スーダンやリベリアに行ってみたいです。
 

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電話番号 2016年09月27日

7月からコールセンターに配属となりました、新入社員の廣瀬です。

 

配属されてから、時間の流れが非常に速くなった気がしています。
そんな私は、お客様からの電話に出ることもよくあるのですが、ふと思ったことがあります。

 

電話番号の読み方に決まりはあるのだろうか?と。

 

なぜかというと、私が育った地域では、固定電話は3桁-4桁-3桁で読んでいました。しかし、お客様から注文を受ける際に電話番号をうかがうと、多くの方が電話番号を3桁-3桁-4桁で読むのです。市外局番が4桁の場合は、4桁-2桁-4桁。最後が4桁でひとかたまりなのは、私には凄く不思議で新鮮な感覚でした。

 

そこで、そもそも電話番号に正しい読み方はあるのか調べてみました。

 

すると、インターネット上で“特別な数字の読み方辞典”というページを発見。デジタル録音図書図書館の資料をもとにしたその辞典では、電話番号の数字は変に区切らず1文字ずつ読むのが正なんだとか。

 

例えば、012 (345) 6789という電話番号だったとしましょう。
読み方は、レーイチニー サンヨンゴー ノ ロクナナハチキュー。

 

結論、読み方は3桁-4桁-3桁でも4桁-2桁-4桁でもありません。
()で区切られていても、ピッチは下げずに1つ1つ読むのだそうです。

 

これを調べてみて1番「へぇ~!」と思ったことは、電話番号の場合は数字の0をゼロではなくレーと読むことです。
皆さんはご存知でしたか?私は知りませんでした・・・・・!!!

 

コールセンターに配属されていなければ、今回のように電話番号の読み方が気になることも、調べることもなかっただろうなと思います。面白いものです。

 

皆様も、ふだん当たり前だと思っていることも「なんでだろう?」と調べてみると案外「なるほど!」と思うことがあるかも知れません。ぜひ探してみてください!
 

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海外の結婚式デビュー 2016年09月20日

こんにちは。午後になると妖怪アンテナの立つ商品企画の池尾(24歳独身女子)です。

 

先日、海外の取引先の担当者の結婚式に招かれました。海外の結婚式は初めて。国内の結婚式も5歳の時に親戚の式に出て以来です。その時は、トイレに行っている間にケーキカットが終ってしまい、悲しい思いをした記憶があります。

 

さて、今回は物心ついて初めての結婚式で、何を用意すればいいのかわかりません。とりあえずアクセサリーとして高級な腕時計が必要かもしれないと思い、街中をうろうろ・・・もちろん必要な準備が整うはずもなく。

 

次に、一式レンタルするというアイディアを思いつきました。お店の人の言いなりになれば楽チン、全部揃えてもらおうと思ったのですが、そのときにはレンタル屋さんも日程的にかなりギリギリだと判明。

 

結局、途方にくれた私を見かねた商品企画の先輩方がいろいろ持ち寄り、ドレス、アクセサリー、バッグ、靴と全てをコーディネートして貸してくださいました。
ありがたいことです。ところが、ロングドレス、イヤリング、髪飾りにアイライナーなどどれも初めて身につけるものばかり。今度は使い方を覚えるのに必死になりました。
(※編集者注:池尾は普段ハンドクリームを「保湿だから一緒」と髪や顔に塗って化粧のかわりにすませるようなタイプです。)

 

先輩方にドレスの着方、アクセサリーのつけ方、メイクの仕方とフルコースで教わり、写真を撮ってもらって「この通りに再現しなさい」と言われて予習はバッチリ・・・だったはずが、本番で焦るとなかなか上手くいかないものです。当日は、アイラインが曲がる!ネックレスがつけられない!などのハプニングが続出し、同行した上司を10分以上待たせてしまいました。自分の準備でパツパツになってしまい、まわりの人のおめかしに気づく余裕が全くなかったのが今になると少し残念です。

 

当日は午後18時開場。ですが、18時ちょうどに行ったところ、人がほとんどいません。
招待された人々は「花嫁が着替えるのに時間かかってるみたいね。」と、特に気にする様子もなくグラス片手に歓談しています。
結局会場に入って席につけたのは20時を回った頃、ディナーが始まったのは、21時頃でした。さすが海外・・・なのかな?

                                                                                                                     
ともあれ、バンドのかっこいい生演奏から式は始まり、ご家族やお友達、新郎新婦のスピーチのあとはダンスパーティ。新郎とお母様、新婦とお父様によるダンスで締めくくられ、とても素敵な心あたたまる式でした。

 

そして、私は今回の結婚式のおかげでオシャレに関する知識と経験が増えたので、忘れる前に今後も活用していけるといいなと思います。
 

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はじめてのぶらり旅!パート2 2016年09月16日

もうすぐ入社して一年になります。品質管理の清水です。
初めての名古屋の夏を体験しましたが、ものすごく暑くてびっくりしました。
学生時代を過ごした中国の上海と同じぐらい…いやそれ以上…!
埼玉の実家では感じたことのない暑さに蒸発しそうです。

 

さて、6月24日のブログで、初めてのぶらり一人旅の話を書きました。
路線図に“賢島”の文字を見つけ、サミットが開かれたところだ!行ってみたい!と電車に飛び乗った私。
案外観光地が少ないことにちょっと拍子抜けしながら、サミット会場のホテルの前で写真を撮って1日目は終了しました。

 

そして2日目・・・の話の前に、衝撃の事実が発覚。
1日目に写真を撮ったホテルは、サミットの会場ではなかった!
人に言われて気づいたんですが、言われてみると、たしかにだいぶ雰囲気が寂れています。

 

国旗が立っていたのでまさか違うホテルだとは思いませんでした。
ただのホテルの写真を撮ってきた私、一体何をしに賢島まで来たのか…

 

まぁいいか。

 

気を取り直して2日目です。

 

島をぐるりと一周してから名古屋へと出発したのですが、行きと同じ道では帰りたくない。そんなのつまらない。

 

スマートフォンで名古屋への行き方を調べると、伊勢湾フェリーなるものを発見。
三重県の鳥羽と愛知県の渥美半島の先端にある伊良湖を結ぶ海のルートです。
これしかない!

 

フェリーは1時間に1本ぐらいのペースで出ていました。なかなか多いですね。
16時半に出発し、55分で愛知につきました。
天気も良くてすごく気持ちのいい時間でした。

 

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結局自宅に着いたのは日曜の午後9時過ぎ。
ちょっとフラっと行くだけのつもりだったのにだいぶ遊びすぎてしまいました。
たまには良いですよね。是非また行きたいです。次は滋賀か石川が良いなぁ。

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女子旅 2016年09月15日

今回は福井がお届けします。

先日先輩たちと1泊2日で温泉旅に行った時のお話です。メンバーは、9歳上のM先輩(女)と10歳上のI先輩(女)と12歳上のA先輩(女)と私(女)です。

車で片道2時間かけて愛知県の南の方へ。
お泊まりは女性限定のかわいいお宿。
好きな浴衣を選べたり、ウェルカムドリンクとスイーツが華やかで女性が好きそうなものばかり。
温泉も男湯と女湯ではなく、女湯が2つなので時間を気にせずに違うお風呂を行ったり来たりできます。

 

でも、ここの一番の魅力は、無料で受けられる風水コーナー!!
先生に間取り図を見せればいろいろアドバイスをいただけます。
たとえば、玄関とトイレは拭き掃除をする。これは「拭く→ふく→福」ということで、福を呼べるそうです。

 

他にも、寝るときは北を頭にするのが一番。人間にとって頭寒足熱は基本なので、北を向いて南を足にするのがいいそうです。できない場合は東でもOKです。東は太陽が昇る方向。今の立場より上昇する意味を持ちます。

 

M先輩は西を枕にしているそうです。彼女は占い師さんに「西を向いていてはこれから沈む一方です。旦那にバリバリ働いてほしければ、西向きで寝ていてはダメ」と言われていました。
そんな中A先輩は自分は受けないと横で座ってチャチャを入れるだけ。

 

そこで占い師さんに無理やり「書け」と言われて渋々間取り図書いてみたら、これがおもしろいんです!風水では南東に可愛い物を置くと、恋愛運がアップ(だったかな?)。

A先輩も南東に女性らしいものを置けと言われたのですが、「そんなもの持っていない」とか「女性らしいものって何?」とか。

「女性が読む小説は?」と本好きの彼女は言いだしたのです。
それはダメ!と言われて、みんなで一生懸命考えました。

 最終的にはテディベアに落ち着いたのですが、女性限定宿に来ているのに、女性らしいものがわからないというのはどうなんでしょうかね・・・。

 

風水と夜のトランプで笑って、おいしいご飯と広い温泉で癒され、とーっても有意義な週末を過ごせました。3人の先輩には感謝です!!
 

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夢の自動運転 2016年09月14日

こんにちは。
今回はシステム担当の長谷川がインターネットでの話題をお届けします。

 

SF映画などで、車が自動運転で目的地まで運んでくれるといった映像を

ご覧になったことがあると思います。
また、最近では自動運転に関するCMが巷に流れ始めています。
利用者が目的地を告げるだけで、車が勝手に渋滞情報などを考慮して最短ルートを選択し、

交通事故を回避してくれて、快適に目的地まで連れて行ってくれる。
そんな夢のような話がすぐそこまで来ているという話題です。

 

自動運転技術となるとトヨタ・日産・本田・BMW・GM・ベンツ・ボルボ・アウディなど

名だたる自動車メーカーがしのぎを削って開発競争を行っているのですが、

実は政府も大きく関わっていることはあまり知られていないのではないでしょうか?

実は政府は、2015年6月に「官民 ITS 構想・ロードマップ 2015 ~世界一安全で円滑な道路交通社会構築に向けた自動走行システムと交通データ利活用に係る戦略~」という指針が発表されているのです。

その指針の中には、自動運転システムとして下記のように分類分けされています。

 

・レベル1(単独型)
 一定の速度で走行したり(クルーズコントロール)、前方を走る車との距離が縮まったら自動的に
 ブレーキをかけたりするなどの、「運転を支援する機能」の搭載。
 自動ブレーキシステムや自動パーキングシステムなどがこれで、既に実用化されています。

 

・レベル2(システムの複合化)
 車載システムが、ハンドル操作や加速などを行う機能を搭載。
 道路の交通状況などを解析して、車線変更、追い越しなどを自動的に行う。
 レベル2では、あくまでも運転の中心は人間のドライバーであって、

  車載システムの仕事はドライバーを 補助するもの。

 

・レベル3(システムの高度化)
 人間と自動車の立場が逆転し、運転の主体が車載システムに移ります。
 通常の発車、加速、車線変更、ブレーキ、駐車などの操作は、

ドライバーではなく車載システムが 自律的に行い、

ドライバーである人間は、緊急時の対応のみを行います。

 

・レベル4(完全自動走行)
 人間による操作がまったく不要になります。
 発車、加速、車線変更、ブレーキ、駐車はもちろん、非常時の対応も車載システムが行います。

 

現在、政府が目指しているのが、2020年の東京オリンピックでレベル4を実用化するために、

技術はもちろんのこと、自動運転車が事故やトラブルを起こした場合のドライバー責任や

保険の適用範囲など法的整備を急速に進めているのです。
政府も自動運転車の普及に積極的で、内閣府は27年、神奈川県などを国家戦略特区に指定し、
無人タクシーの実証実験を実施すると発表しています。
小泉進次郎内閣府政務官は「日本を世界初の完全自動走行社会にしたい」と強調しているそうです。

 

現在の段階では、レベル4に一番近いのは、名だたる自動車メーカーではなく、

グーグルの自動運転車だということもすごいことだと思います。
計150万マイル(約240万km)の公道実走試験を行うなど、

米Googleは米国で積極的な自動運転開発を行っています。
このグーグル自動運転実験車にはハンドル・アクセルはもちろんのこと、

ブレーキさえもついていないそうです。

 

この自動運転技術が実用化されれば、目的地までのルートを算出する機能を

クラウドで一元的に運用されて、エリア全体での交通状況を予測しながら、

ひとつの道路(ルート)に集中しないように

「この車はAルート、この車はBルート、この車はCルート」と

分散させることができるようになり、交通渋滞がなくなります。
また、渋滞が減れば燃費も向上させることができて、

ガソリンなどの資源節約にもつながるでしょう。

それから、高齢者運転による道路の逆走やアクセルとブレーキの間違いなどの

交通事故を減少することができ、高齢者の足としても有効に活用できると思います。

さらに、カーシェアリングがますます普及することが予想されます。
今、私たちが自動車を所有するのは、「使いたいときにすぐに使える」という利便性が大きいです。
しかし、自動運転が進めば、「カーシェアリングで予約した自動車が、

指定した時刻に自宅の前で待っていてくれる」という社会になるかもしれません。

 

私個人的には車大好き人間だし、運転することも大好きなのですが、

目の前に広がっている夢のようなテクノロジーが

私たちの生活の利便性をどのように高めていくか、期待を持って注目していきたいと思います。
 

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海辺ドライブ 2016年09月13日

みなさんこんにちは。池尾です。

先日、綺麗な海が見たいと思い立ち、一人旅で福井まで行ってきました。

名古屋から電車を乗り継いで、勢いで福井駅まで行ったものの、

どうすれば海に行けるのかよく分からない。

駅前のレンタサイクルの受付のお姉さんに、駅前から自転車で海に行けるか聞いたところ、

港なら行けるとの事。

 

行きたいのは、港ではなく水晶浜だったので

「だったら車で行くしかない!」とレンタカーショップへ。

一人ならコンパクトカーで充分だと、コンパクトカーを借り、
「いざ、美しい海へ!」と、海辺を目指して颯爽と車で走り始めました。

 

目の前に綺麗な海が見えてきて、「ワー!」と気分が盛り上がったとき……気付きました。
綺麗な海が道路から見渡せても、自分が運転していると、ゆっくり見られない…。

 

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ドラマなどで、車と海が映っているときは、ヘリコプター目線だったのだと気が付きました。
あぁ、残念。
次はヘリコプターから、海を見てみたいと思います。

 

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ドライブしながらの海の景色はあまり堪能できませんでしたが、
帰りには銭湯にも寄り、とてもリフレッシュできた週末でした。

 

PS.お土産には、うに豆が好評でした。福井県に行かれる方は、おつまみにぜひどうぞ。

 

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夏を満喫! 2016年09月12日

入社2年目の谷澤です。

 

今回は、同期の中村・池尾と岐阜へ行き、
夏を満喫したお話をしたいと思います。

 

『夏』といえば、BBQ。
同期の中村の実家は、飛騨牛を取り扱うお肉屋さんです。
是非、中村家のお肉でBBQがしたい!
そう思い続けること1年。夢が叶いました。

 

中村家が用意してくれたお肉は、
それはそれは、たいそう美味しゅうございました。
フレンチのコースで、ナイフとフォークを使ってお上品に食べるようなお肉を、
箸でかぶりつく。一口で食べる。最高でした。

 

そしてその夜は、そんな幸せが詰まった胃袋をギュッと帯で締めて浴衣を着て、
長良川で行われる鵜飼を見るため、納涼船に乗りました。
池尾も私も、初めて見る鵜飼に興味津々。

 

ここで、納涼船の添乗員さんから聞いた鵜飼の話を
皆様にも共有させていただきます。

 

鵜飼は、鵜を使って鮎などの魚を獲る漁法のひとつです。

 

鵜飼の際、鵜は空腹の状態です。
空腹を満たすために、鵜は魚を吞み込むのですが、
鵜の首に巻かれた紐に魚が引っかかるため、
一定以上の大きさ(太さ)の魚は喉を通り抜けずに溜まっていきます。
2.3匹溜まると、鵜匠さんによって船の上へ引き上げられ、
魚を吐き出すことになります。
鵜は鵜飼が終わったあとに、初めて餌がもらえるのですが、
それが1日の最初で最後の食事なのだそうです。

 

とは言っても、毎日餌にありつける鵜飼の鵜の寿命は、
自然界の鵜の寿命が10年なのに対し、20年〜30年にも伸びるそうです。
健康診断も毎年2回受けるそうですよ。

 

鵜の仕事ぶりにも感動しましたが、
メラメラ燃える炎の間近でお仕事をする
鵜匠さんたちが非常にかっこよかったです。

 

浴衣を着て、納涼船から鵜飼を眺める…
非日常的なゆっくりとした時間が流れ、良い休日となりました。

 

BBQ、浴衣、納涼船、鵜飼。
同期と素敵な夏の思い出を作ることができた岐阜旅でした。

 

暑い日はまだ続きそうですので、皆様お身体ご自愛ください。
 

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すごいぞポンペイ 2016年09月09日

こんにちは、歯ブラシ担当の櫻井です。
先日、ハネムーンでイタリアに行ってきました。

 

以前からイタリアには興味がありました。イタリアは古代ローマ帝国を築いた国であり、

ルネッサンスが興った国でもあります。西洋史のパラダイムシフトを作る国です。

ピザとナンパだけじゃない(笑)。

 

そんな訳で歴史的に面白い所をたくさん訪れたのですが、

その中でもビックリ仰天したのがポンペイです。

 

ポンペイに人が住み始めたのは紀元前7世紀、ポンペイがローマ支配化に入ったのが紀元前89年です。ローマ支配化に入ってから急速に発展したのですが、紀元後79年に近くの山が噴火して、街は一晩で火山灰に埋まってしまいました。戦争や地震で破壊されたわけではなく、ただ灰に埋まっただけなので、今でも街がそのまま残っているんです。

 

そんなポンペイの発展にビックリ仰天!!
酒場は、ワインを貯める壺がカウンターに埋まっています。
 

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劇場は、全席から見やすいようにすり鉢状に作られています。
 

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銭湯は、待合所・脱衣所・水風呂・熱い風呂・プールまであります。
無料か無料同然の価格で楽しめたそうです。
 

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当時の人々は午前中は働き、午後は上記のような娯楽施設で過ごしたそうです。紀元前後の街で、娯楽がこんなに充実しているんですよ!!

 

その頃、われら日本は弥生時代です。日本史に現れる最初の人物である卑弥呼でさえ紀元後200年です。そう考えると、ポンペイってめちゃめちゃスゴイと思いませんか?

 

当時の暮らしに想いを馳せながらの散策はとても面白かったです。こんなに楽しそうな街なら、私も住んでみたかったなぁ。

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うなぎ 2016年08月09日

先日京都で羽化したてのセミを発見し、夏の始まりをしみじみと感じた新入社員の廣政です。

 

やっと梅雨も明け、夜の暑さとセミの鳴き声に悩まされる時期がやってきました。夏の食欲のなくなる時期に食べたいものといえば・・・ビール片手に枝豆? 冷たいそうめん? いやこんな時こそ、スパイシーなカレー?いえ、やっぱりあの香ばしい香りとしょうゆのタレ・・・うなぎの蒲焼。想像するだけで食欲がわいてきます。

 

私は大学院時代の2年間、うなぎがメインの割烹でアルバイトをしていました。大将が炭火で焼くうなぎは絶品です。しかし近年、うなぎの価格がどんどん上がり、若者にはとても手の出ない値段になってしまいました。
皆様は、価格上昇の理由をご存知ですか?
今回はうなぎの不思議5つを紹介しつつ、価格高騰の理由をお話ししたいと思います。
うなぎはとーーーっても謎に包まれた生物なのです!

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①うなぎは人類と長い付き合いの魚
日本で最初にうなぎに関する記述が見られるのは奈良時代の万葉集だそうです。そのころから食用されていたと言われています。うなぎを今のようにタレにつけて食べるようになったのは、濃い口醤油が普及した江戸時代だそうです。

ヨーロッパでは2400年前のギリシャ時代から研究されている魚です。
かのアリストテレスも研究していたそうです。

 

②うなぎの出身地ははるか遠い海
長い付き合いにもかかわらず、日本うなぎの産卵地が解明されたのは2006年とつい最近です。その地はサイパンやグアムの近辺であるマリアナ海嶺でした。解明したのは日本の学者さん達です。
孵化したうなぎはサイパンやグアムから黒潮にのって日本にやってきます。

 

③うなぎの養殖は完全養殖じゃない?
長らく産卵地帯が不明だったことから、うなぎの養殖は卵を人工孵化させる養殖でなく、稚魚を捕獲して早く大きく育てるという養殖が一般的です。2010年に完全に人工で卵を孵化させることに成功した研究チームがいますが、時間と費用がかかるために、商業化には時間がかかるそうです。

 

④日本人が世界のうなぎを食べ尽くす?
ということで、うなぎの養殖には稚魚が必要です。日本人のうなぎの消費量は世界全体の消費量の70%で、ほぼすべてが養殖うなぎです。日本での稚魚の捕獲数は年々減少しており、中国や台湾から稚魚を輸入しています。
そして、日本の稚魚の需要が高まったことから、中国や台湾では稚魚の乱獲が横行しました。ヨーロッパを中心に生息しているヨーロッパうなぎも、稚魚を中国で養殖し日本へ輸出するビジネスが拡大したため、乱獲が横行し、世界全体の稚魚の数は減少しました。
日本人が世界のうなぎを食べつくしていると言っても過言ではありません。稚魚の価格は10年で数十倍になってるといいます。

 

⑤世界のうなぎ料理
とはいえ、うなぎを食べるのは日本人だけではありません。世界にはさまざまなうなぎ料理が存在します。
私が一時期滞在していたドイツの海岸沿いのハンブルグでは、うなぎをバターでソテーしてクリームソースをかけた料理が名物でしたし、燻製なんかもポピュラーです。冷えた白ワインに良く合います。
また、私のルームメートの出身地韓国ではチャンオグイという料理があり、うなぎをコチュジャンのようなタレにつけ、焼き、サンチュに巻いて食べるそうです。
スペインとフランスの国境地帯のバスク地方ではうなぎの稚魚をオイル煮にして食べる料理も存在します。しかし先述の稚魚の減少のせいで、今では100グラム1万円もすることがあるとか。最近では“うなぎの稚魚もどき”で作ることもあるようです。

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このように、うなぎは不思議だけど、人類ととても関わりの深い生き物なんですね。私達の営みは常に自然に支えられているんだなと感じます。常に感謝していろいろなものを食べたいです。

 

ちなみに私が学生時代を過ごした京都では、あんころもちを土用餅といって食べます。これは小豆が夏ばてにいいからだとか。日本各地には、丑の日にうなぎ以外のものを食べる風習もあるんですね。
今年は愛知県で迎える初の夏、奮発してひつまぶしでも食べに行こうかな。
 

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