白川郷 2024年03月26日
こんにちは。カメラ男Tです。
※スタッフの名前はニックネームで記載しています。
2月初旬に岐阜県の世界遺産「白川郷」を訪問してきました。
今年は雪が少なく、合掌造り集落の屋根にこんもりと積もった雪は見ることができませんでした。
飛騨牛の串焼きを提供しているお店の前には海外からの観光客が大勢並び、1本1,000円の飛騨牛の串焼きを20本とか、1個600円の飛騨牛コロッケを20個など、団体客が人数分の食料を買い込んでいました。小屋のような小さなお店で30,000円分の買い物をする姿は物珍しく、インバウンド効果の凄さを目の当たりにしました。
宿泊は白川郷近くの通年営業しているキャンプ場で雪中キャンプをしましたが、我々は飛騨牛を食べることなく、クリームシチューとフォカッチャという至って質素な食事で済ませ、翌朝はカチコチに凍った菓子パンを食べ、どこにも立ち寄ることなく帰ってきました。
ただ雪の上でキャンプをしたいという思いで白川郷まで行った訳ですが、次回はしっかりお金を準備して飛騨牛を食べようと誓いました。
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残り30秒の追い上げ 2024年03月19日
こんにちは、コールセンター課のエイちゃんです。
※スタッフの名前はニックネームで記載しています。
私は朝食はごはん派なのですが、妻はパン派です。
平日はあまり一緒に朝食を食べないのですが、休日は朝食を一緒に食べることが多く、その際は妻に合わせて食パンを食べます。
ごはん派の私からすると、朝にパンを食べるのはなんとなく物足りないのですが、そんな中で唯一の楽しみが、食パンの焼き上がりを観察することです。
我が家のトースターは、事前に水を入れることで、フワッとした仕上がりになる優れもの。3分30秒がベストな焼き時間です。
タイマーをスタートして3分くらいはトースター内の湿度と温度を上げているせいか、食パンにはまだ焼き目がついていません。
本当に焼き上がるのか?とソワソワしながら眺めます。
ただ、最後の30秒で明らかに熱量が上がり、そこからジワジワ焼き目がついて最後には丁度いい黄金色になるのです。私の気分はさながら、最後には必ず勝つと知っているヒーローショーを見ているようです。
この30秒の追い上げを目撃したいがために、トースターの中から目が離せません。
皆さんも食パンを焼く際は一度トースターの中をじっと覗いてみるのはいかがでしょうか。
意外と心躍るストーリーがあるかもしれません。
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2024年2月Vol.131 サクッと小噺 2024年03月18日
※小噺は過去分を随時アップしております。内容に時差がある場合もありますが、是非ご覧ください。
フェミニズム
もうすぐ3月8日、国際女性デーですね。女性の権利や平等や社会参加を考える日として、国連が制定した記念日です。この時期は、新聞などの各種メディアでも、フェミニズムのトピックスが増えます。政治やビジネスで活躍する女性が紹介されたり、努力や実力があっても「女だから」という理由で虐げられる女性が紹介されたり、日本の男女平等が他国に比べていかに遅れているかを紹介したり・・・。私も1人の女性として、こういった記事には意識が向きます。その一方で、これらの記事ではなかなか話題にはあがらない、別の視点も思い出します。15年ほど前、大学のフェミニズムの授業で教授が放った一言です。
〜フェミニズム〜
性差別をなくし、性差別による不当な扱いや不利益を解消しようとする思想や運動のこと。
歴史的には女性開放が焦点である時期が長くて、女性の性差に起因する政治的、経済的、社会的、文化的、心理的など、あらゆる不平等を撤廃しようとする思想や運動を指す。
最近は、性別に関わらず、自分らしさを求める主義思想とする考え方も見受けられる。
フェミニズムの授業で、教授は何人かの哲学者について話していました。最も高名な1人はシモーヌ・ド・ボーヴォワールでしょうか(1908年~1986年フランスの哲学者。女性。フェミニズムや実存主義の思想を広めて、自分自身も思想を体現した人生を貫いた)。彼女のような女性哲学者達は、女性が男性の従属物や所有物のように扱われる常識を疑い、批判して、多くの女性達の目を開きました。「自立したい。私達も主体である」と。
ここまでがフェミニズムの王道理論ですが、むしろ私が印象深かったのは、教授がこの後に雑談として話した内容です。「感銘を受けた多くの女性達…つまり一般大衆…は、ボーヴォワールの主張を素直に受け入れて称賛した。
でもボーヴォワール自身や他の女性哲学者達は悩んだかもしれない。彼女たちの主張は、端的に言えば、「今まで男が独占していたことを、私達も欲しい」ということだ。政治的地位、学歴、高い給料、仕事の裁量、家庭での発言権など。それらを「欲しい」と主張することは、それらの価値を認めることになる。男が必死になって獲得してきたもの…
男の価値観…に合流することになる。本当にそれで良いのか?男の価値観を傍観しながら「もっと大切なことがあるのに」と鼻であしらう、女の価値観を確立するほうが良い、という可能性もあるのではないか?」
つまり、「男女は平等。男に追いつけ追い越せ」と同じ土俵に立つ考え方ではなく、「男女は違う。男が価値を認めることに女は価値を認めないし、その逆もしかり」と違う土俵を作る考え方です。私はこの時、なんて難しいことを思いつくんだ…と驚きました。既に存在する価値を「私達も欲しい」と言うよりも、存在しているかもしれないけどまだ言語化されていない、確立されていない価値を創り出す方が難しいです。また、これは「女の幸せ」といった類の言葉で、結局女性を抑圧する方向に進んでしまうリスクもはらんでいます。
本当にボーヴォワールにこのような葛藤があったかは分かりません。ただ、人類の遺産ともいえる頭脳を持つ人ですから、こんな言い方も何ですけれど、一介の大学教授が思いつくような事は、思いついたのではないかと思います。
彼女は悩んだけれど、当時の女性達の現状から「今の優先事項は、男が独占してきたことを、女も得ること」と決心したのでしょう。それで本当に女性は幸せになるのか、それで本当に社会は良くなるのか、は男女間の不平等が解消してから改めて考えれば良い、と思ったのかもしれません。その判断はありがたかった、と現代に生きる私は思います。
昨今は、ボーヴォワールの時代に比べればずいぶん女性の立場は向上しましたが、ジェンダーギャップ指数は依然としてあります(政治・経済・教育・健康の観点から男女の平等を数値化したもの)。今の社会をボーヴォワール達が見たら、なんて言うのでしょうか。「頑張っているけどまだまだね。女性進出をもっと進めましょう」と言うのか、「ずいぶん平等になったね。そろそろ女性ならではの価値観の創造に移りましょう」と言うのか。
ぜひ一度ゆっくりお話ししてみたいものです。
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まるごとバナナのおじさん 2024年03月12日
こんにちは。商品部のジンシャンです。
※スタッフの名前はニックネームで記載しています。
先日、40歳の誕生日を迎えました。
以前のブログで、迫りつつある「四十にして惑わず」問題に怯えている私の心情を吐露しましたが、ついに40歳を迎えてしまいました。タイムアップ。
当時「少しは落ち着きのあるおじさんになれるように」なんて言っていましたが。。。タイトルから見てわかるかもしれませんが、無理でした。
誕生日当日、お昼の時間に事務所で休憩していると、スタッフのゴンゾウとアオタンから「まるごとバナナ」をプレゼントされました。その約10分後、今度はオゼッキーヌから「まるごとバナナ」をもらいました。
何を隠そう、いや、隠していないからこそ1日に2回ももらえたのですが、私は「まるごとバナナ」が大好物です。あの柔らかなスポンジ、生クリームに包まれたバナナ、あれをまるごと独り占めできるなんて、幸せですよね。よく仕事中に「今日はもう頭が働かない!」という時は、まるごとバナナを食べて乗り切っていました。それを知っていた同僚からのプレゼント。1日に2回も「まるごとバナナ」をもらったのは生まれて初めてでした。めちゃくちゃ嬉しかったです。トータル780kcal。
昔の私なら、このままではだめだ、なんて言っていたかもしれません。でも、40歳を過ぎた私の心境は、「これでいい」です。いいんです。40にもなって「まるごとバナナ」をもらってよろこぶおじさん、いいじゃないですか。こんな私の事を考えながら、となりのドラッグストアで「まるごとバナナ」を手にとってくれた同僚の姿を思い浮かべると、心が震えてしまいます。
相変わらず落ち着きの無い子どもじみた私ですが、こんな私を受け入れてくれる仲間や家族に感謝しつつ、できる事で恩返ししていこうと思った40歳でした。(まるごとバナナは2日間に分けて、一つずついただきました。)
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