結婚指輪を失くした日の話 2024年05月16日
こんにちは。オンライン課のアベンヌです。
※スタッフの名前はニックネームで記載しています。
私は、外出する時は結婚指輪をつけるのですが、家にいるときは外しています。
家事をしていると指輪に傷がついてしまうためです。
つけ外しをしていると紛失してしまいそうなので、必ず玄関の定位置に戻すように心がけています。
しかし先日、温泉に行った際、自宅で入浴する時は指輪を外した状態のため、その癖で温泉の脱衣所で指輪を外し、そのままロッカーに忘れてしまいました。
気づかず家に帰ってきてしまい、玄関で指輪を外そうとしてようやく気がつき青ざめました。靴も脱がず急いで温泉に電話しました。
60代くらいでしょうか。男性の店員さんが忙しい中電話に出てくださりました。
「指輪を忘れてしまったのですが、、」と切り出したところ、店員さんは慣れた様子で「調べてきますね」と、保留に。
その間も心拍数がどんどん上がっていきます。
店員さんが戻ってきて「指輪の忘れ物は3つあります」とのこと。
まだ私のものと確定していないのに、ひとまずほっとしました。
(私以外にも指輪を忘れてしまう人がいるんだということにも安心しました。)
店員さんから「お客様の指輪は金色ですか?銀色ですか?」と金の斧・銀の斧のように質問され、「銀色です!」と即答。
3つのうち銀色は1つだけとのこと。また心拍が速くなります。
どんな見た目ですか?と聞かれ、「細身で少しねじれたようなデザインで、ねじれ部分にダイヤが埋め込んであって」と息せき切って説明しました。
しかし店員さんは、「ん〜ちょっとそんな難しいことは私にはわかりませんな。」と苦笑い。
ここまで来て私の指輪だと証明できない可能性が出てきました。
仕方ありません。
できれば言いたくなかったのですが、もう一つの決定的な特徴をお伝えするしかないことがわかりました。
恥ずかしながら、指輪の内側に「夫の名前♡私の名前」と刻印しています。
今どきプリクラでもこんなベタな落書きをする人はいないでしょう。
指輪を買ったあの時は誰にも見られることはないだろうと思っていたのに。
こんな形で人様に見られる日が来るとは。
しかし今恥ずかしがっている場合ではありません。思い切って刻印についてお伝えしました。
そんな私の勇気も虚しく、店員さんは「、、、私の視力では見えませんな。」の一言。
なんて日だ!言わなければよかった。
そしてこれ以上何を伝えればいいのかと困り果てた私に、店員さんが「そうだ、写真を撮って送りましょうか?」と聞いてくれました。
なんだ、写真をお願いしてよかったのか!最初からそうすればよかった、と後悔しつつ「ぜひお願いします」と携帯番号をお伝えしました。
SMSで送っていただいた写真は私の指輪で間違いありませんでした。
店員さんが丁寧に梱包して郵送してくださりました。本当に感謝です。
家の外で指輪を外す時はカバンの中に入れるようにします。
写真は店員さんが送ってくれた写真です。