誕生日会 2024年12月10日
こんにちは。物流部のオゼッキーヌです。
私の誕生日は1月6日なのですが、中学時代、同じ誕生日の友人2人と「いちろく同盟」を結成。しょっちゅう3人で遊んでいました。20年以上たった今は、愛知・大阪・京都と住んでいる場所がバラバラで頻繁に集まれていませんが、毎年誕生日会を開催して、自分たちの誕生日をお祝いしあうことは続けています。
誕生日会の内容は、ずっと変わらず、3,000円の予算でプレゼント交換をして、みんなでケーキを食べます。あとはひたすら近況を話してあっというまに終わります。昔からの友達のため、落ち着いて素のままの自分でいられます。本当に幸せで楽しい時間です。
↑ある年のプレゼントとケーキです。
2児の子持ちで30代半ばのいい大人が、自分の誕生日会をするのはどうなの?って思われる方もいるかもしれません。
私たちは、できるだけ誕生日当日に集まり、全力で楽しみます。2024年は1月6日が土曜日だったので、誕生日当日に集まりました。誕生日当日の方がテンションが上がりませんか?!
「誕生日はプレゼントは何もいらないから、誕生日会に参加するための1人時間が欲しい。」と夫に子守りをお願いして誕生日会に出かけます。夫の協力のおかげで、本当に会いたい友人との時間が捻出できています。いつもありがとう。
ポジティブ心理学の創始者のミハイ・チクセントミハイ氏によると、友人と一緒にいることは最もポジティブな体験であり、そのとき人は幸福であり、社交的で、上機嫌で、モチベーションがあがると報告されています。ノーベル賞受賞の心理学者のダニエル・カーネマン氏も、人々の幸福度を調査すると、年齢に関係なく、友人と過ごしている時が最も高いことを発見したそうです。
こういった方々の調査結果からも分かるように、友人と過ごすことは、人生を豊かにしてくれます。
仕事と家庭の往復になりがちですが、友人との時間も大切にしたいです。
住む場所・働き方・生き方もバラバラな3人で、いつまで続けられるか分かりませんが、今後も誕生日会が楽しみです。
※スタッフの名前はニックネームで記載しています。
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2024年11月Vol.140 サクッと小噺 2024年12月10日
※小噺は過去分を随時アップしております。内容に時差がある場合もありますが、是非ご覧ください。
≪ let it go ≫
ありのままの 自分になるの
ありのままの 姿見せるのよ
10年前に一世を風靡したこの歌を、4才の息子が最近よく歌っています。
保育園のお友達に「アナと雪の女王」が好きな子がいて、その子に感化されたようです。
久しぶりにこの歌を聞くと、原文と日本語訳では意味がまったく変わっていることに、
あらためて翻訳って面白いなぁと感動します。
【アナと雪の女王(let it go)原文】
let it go let it go
can’t hold it back anymore
let it go let it go
turn away and slam the door
原文では「let」がなんともイイ仕事をしています。
letの定義をケンブリッジ英英辞典で調べると「to allow something to happen, or to allow someone to do something, by giving your permission or by not doing anything to stop an action」だそうです。
一言でいえば「何かが起こるのを止めない」です。
日本語訳の「ありのままの姿を見せる」は自分に主体性がありますが、原文の「let it go」では主体性は「it」にあります。
let it go とは、itがgoするのを止めないわ〜という意味なので、諦観の境地に近いです。けして悲劇的ではなく、むしろ希望を持つ前向きな歌詞ですが、前提条件として、厳しい環境にいることが想定されます。
letを多用する最も有名なビートルズの歌「let it be」だと、より分かりやすいかもしれません。
【ビートルズ(let it be)原文】
When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom
Let it be
困難の渦中において、その問題を解決しようとするのではなく、ただ受け入れる、という静かな戦い方です。私に当てはめると、俗っぽい例で恐縮ですが、子供の体調不良などで眠れない夜を越すときに、「ありのままの姿見せるのよ〜」と歌う気にはならないし、もし誰かに応援歌として歌われたら「うるさい!と怒るでしょうが、「let it go」や「let it be」なら心に染みます。
「ありのままの姿を見せる」は能動的なので、ある程度のエネルギーが必要です。その一方で、「let it go」や「let it be」は「受け入れる」なので、疲れている時でも可能です。ケースバイケースでどちらも良い応援歌になるのですが、ニュアンスがこれほど変わるなんて、翻訳って本当に難しいし面白いです。
─ということを考えながら、1才の娘の眠れない夜に付き添うとき、
私はlet it goを口ずさみます。
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