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2歳児の発表会 2025年01月15日

こんにちは、広告部のココちゃんです。

先日、2歳の息子が通う保育園で発表会がありました。

小さい子供たちがわちゃわちゃするのを見るのが大好きな私。
発表会開催のお知らせがあった日から、指折り数えて当日が来るのを楽しみにしていました。

去年の発表会は、それはそれは鼻が高かったです。
周りのお友達(0歳)が泣いていたり、先生に抱っこされたりしている中で、息子(1歳)だけが練習通りにお歌とダンスを披露できていました。

4月生まれで一番成長が進んでいるので、順当な結果なのですが、あの時の息子の立派な振る舞いには驚かされたものです。

息子よ、今年も圧倒的お兄さん感を見せつけてくれ、、!

発表会当日、夫とそわそわしながら息子の入場を待ちます。
「3匹の子豚」の劇です。

「はな組さーん、おーいーでー」
先生の掛け声で、豚のお面と衣装を着た子供たちが入場します。

お、息子がいた。列の真ん中で堂々と歩いています。豚のお面がとても似合っています。

微笑ましく眺めていると、急に一人列を外れて部屋の隅に走っていくではありませんか。しかも、なぜか怒った表情でむくれてこちらを見ているではありませんか。

まだ劇が始まっていないので、彼に「急に怒り出す」という大役が任されていて、これが演出の一環・・・でないことは分かります。

場の空気にあてられているなぁ。そんな姿も可愛いゾ、と夫と顔を見合わせます。

先生がすぐさま駆け寄り、列に戻してくれて劇が無事にスタートしました。
が、調子を取り戻してほしいという親の願いも虚しく、終盤まで、ずーーっと無言・真顔で鼻をほじり続ける息子。
なんと間の抜けた姿なんでしょう。

最後に突然、「よおし!!これでオオカミをやっつけたぞおぉ!!」とアドリブをかまして会場を沸かせましたが、実際には、やっつけていないので、手柄の横取りもいいところです。

挙句の果てには、衣装を脱ぎ捨てる暴挙に出ます。
豚のお面も地面にたたきつけ、そこから再度鼻ほじりに徹して、彼の発表会が幕を閉じたのでした。

私も夫も去年とは違う意味で驚かされたのですが、息子は息子で、帰り道はしょんぼりしていました。
口数が少なく、いつもの鼻歌も歌いません。
本人なりに、練習通りにできなかった悔しさ、大好きなお友達たちと一緒に参加できなかった心残りがあったのでしょう。

周りの空気を敏感に察知できるようになり、緊張や不安・恥ずかしさみたいなものも感じることができるようになったんだなぁ。
本番には弱くとも、親として子供の成長を感じた会でした。

この先も、いろんな気持ちを経験して、器の大きな男になっていってほしいです。

写真は衣装を投げ捨てる息子です。

※スタッフの名前はニックネームで記載しています。
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2024年12月Vol.141 サクッと小噺 2025年01月15日

こんにちは、サクです。
早いもので年の瀬ですね。1年を振り返って「アレやりたいと思っていたのに出来なかったな」と思う事もあれば、来年を思い描いて「コレやりたいな」と抱負を抱くことも増える時期かと思います。

先日、ピーディーアールに新しい仲間が増えて、入社式を行いました。その式で、入社10年目のタニザーが、先輩社員として歓迎の挨拶をしたのですが、それがとても印象的でした。彼女は新卒でピーディーアールに入社して10年目で、1才の息子の母でもあります。入社して最初の配属は商品企画課でしたが、1年後にコールセンター課に異動して、その後ずっとコールセンターで頑張っていました。そして妊娠・出産を経て、今年4月の復職時に商品企画課へ異動となりました。彼女が商品企画に来てまだ1年も経っていないのに、彼女ナシの商品企画は考えられないほど、部署にとってなくてはならない存在になっています。

そんなタニザーが、入社式で話した内容です
入社おめでとうございます。一生懸命働いていると壁にぶつかることもあると思いますが、入社時の気持ちを忘れずに取り組んでください。それと同時に、『今日できなかったことが、10年後もできない、と思い込むのはもったいない』ということもお伝えしておきます。
私は最初商品企画に配属されたけど、うまくできませんでした。
その後、コールセンターに異動が決まった時、私は商品企画は失格だと思い込み、商品企画の仕事をすることはもう無いだろうと感じていました。
しかし10年後、縁あって商品企画に戻ってきて、今も足りない箇所は多々ありますが、前よりは上手くできていると思います。

面白い話だなぁ〜と感動しました。「うまくできなくても、諦めずにやり続けたら、10年後にできるようになった」という話ではありません。もしそうなら、それはそれで立派ですが、話の筋道としては不思議ではありません。しかし彼女の場合は、「できない事から離れて、他のことを頑張っていたら、10年後にできるようになった」という話です。

そこが面白いのです。人生の不思議です。

なぜできるようになったのでしょうか。仕事面では・・・コールセンターでお客様と接する機会が多かった?コールセンターで商品を学ぶ機会が多かった?
コールセンターで同僚とのやりとりでコミュニケーション能力が磨かれた?
生活面では・・・結婚して他人と暮らすことで交渉力や大らかさが上がった?
小さな子供を育てることで不測の事態への耐性ができた?育児と仕事で時間がないため行動が効率的になった?

これらは、理由の一部ではあっても、全部ではないでしょう。
彼女の10年間の全部が合わさって、更に言えば入社前の経験も紐づいて、「できるようになった」のだと思います。
いつ何が役に立つかわかりません。逆にいえば、すべてのことが、いつか何かの役に立つ可能性がある、ということです。

タニザーの「今日できなかったことが、10年後もできないとは限らない」という話に、私はとても励まされました。
今年を振り返って、来年を想像して、1年単位の目標を持つのも楽しいものですが、それと同時に、このくらい広大な視野も大切にしたいなと思います

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