価値観180度大転換。
スイッチ押され
バリキャリモードに?
商品部 販売企画課 アシスタントマネジャー
A.K.
2018年入社(中途)
2018年入社(中途) 経済学部 卒
結婚を機に大手通信販売会社を退社し、愛知県に転居。生活のために稼げれば充分、と割り切った気持ちで働ける場所を探していた彼女。P.D.R.入社後もそのマインドを貫いていたはずが……。
私、ずっと直属の上司にベッタリだったんです。周囲からも絶大な信頼を得ている人でした。しかしその上司が急遽、手術のため休職することに。回復したと思ったらそのまま産休へ。復帰されるまで頑張ろうと思っていた矢先に、コロナ禍に突入したのです。
感染予防品のマスクやグローブ(ゴム手袋)はどこも争奪戦状態。P.D.R.でも新規のお客様が急増し、注文が止まりませんでした。いつも通り販促をすればすぐに売り切れることは誰の目にも明らかです。発注したっていつ入荷するのかわからないこの状況で、一体何をどう販促すべきなのか? 既存のお客様に優先的に届けたいのにどうやって?
ここで私が覚醒して、自ら次々と打ち手を考えて大活躍…できたら良かったのですが、現実はそんなに劇的ではありませんでした。
自分で決めきれないことは、さらに上の上司に相談に行きました。でも何度も相談するうちに「それくらい自分で決められるよね?」と言われる範囲が徐々に大きくなっていくのです。迷っている時間はありません。自分でジャッジをするほかありませんでした。結果が数字で現れるたびに一喜一憂し、次の打ち手をなんとか絞り出しました。失敗すればいつも以上に落ち込みました。でも理解度や感動は、上司頼りだった頃の倍、いやそれ以上だったのです。
徐々に、そんな日々に達成感を感じ始めていました。あんなに「仕事に心を割きたくない」と思っていたのに、「もっと精度を上げたい」「もっとできることがあるはず」と欲が出てくるのです。出かけた先で見つけたポップの文言を分析してみたり、駅前で受け取った試供品の意図を考えてみたり。いつの間にか仕事に没頭している自分がいました。
私はこの会社の風土が好きです。チャレンジする人に優しくて、頑張っている人を応援するところ。(振り返れば良い機会だった)窮地に立たされたあの時期から、私は何度も救われてきました。ずっと変わらないでほしいですが、環境や風土には形がありません。人が入れ替われば消えてしまうかもしれません。維持させようと行動しても、今の私のポジションでは限界があります。ですから決心しました。私はこの会社でもっと上を目指します。キャリアアップして、会社に良い影響を与えられる人になりたいのです。実は社長から「君はこの会社で将来どうしていきたいの?」と問いかけをもらっていました。ずっと考えていたのですが、社長、 私はついに答えを見つけました。やってみようと思います。
心に決めたことがあると人の行動も変わるのでしょうか。楽しむだけではなく、課としてちゃんと結果を残したい、認められたいと思うようになりました。そのためには何をすべきか。課題の洗い出し。部下の育成。他部署との連携。チームワークの向上。1日が24時間では足りません。最近、家に帰ると「忙しそうだね」って夫が寂しそうにしているんです。夫よ、ゴメン。埋め合わせはちゃんとします。だから今はもう少し、このまま突っ走らせてください!
COMMENT
入社した当初のA.K.さんは、前職で販促や商品開発の経験があったにも関わらず、直属の上司からの的確な指示のもとで、自分でできる範囲内の仕事をコツコツこなすタイプでした。そんな彼女の転機はコロナ禍。不在となった直属の上司の代わりをしなければという使命感で、前例のない仕事にもどんどん挑戦してくれて、ずいぶん頼もしくなりました。と同時に、仕事の楽しさに目覚めてしまったようです。最近私が彼女にかける言葉が、「仕事をがんばりすぎてない? 旦那さんと仲良くやれてる?」という内容になりました。
そんなあなたの変わらない良いところは真面目な性格だよね。仕事を楽しむことに真面目に取り組むA.K.さんに、これからも期待しています。