価値観180度大転換。
スイッチ押され
バリキャリモードに?
商品部 販売企画課 アシスタントマネジャー
A.K.
2018年入社(中途)
2021年入社(中途) 工学部 卒
前職は大手メーカーで設計開発を担当。特許を取得した実績を持つ。石橋を叩きながら確実な道を探し、きっちりゴールを決めていく、そんな性格の彼だが、P.D.R.の仕事はそれだけでは通用しなかった!?
入社直後、社長から「一緒にやってみるか」と声をかけられたのはとある商品開発。まだ社内で取り扱いのなかった新ジャンルです。社長、ゴールは? 商品に必要な条件は何ですか? そう問う僕に「これから探ろう。必ず需要が伸びる商品だから」の一言。
お客様へのヒアリング、メーカーや社内との打ち合わせ。社長が行くところには全部ついて行きました。でも僕は聞き慣れない専門用語が飛び交う中で揉まれるだけで、全然役に立っていません。それにゴールがなかなか見えて来ないのです。果たして無事に商品化できるのか? 何もできていない僕は非常に不安です。でもなぜか社長はイキイキしていて、僕に言うのです。「君がこの商品の販促を考えてみてよ」と。まだ完成形が見えていないのに? と驚いていると「商品化するには販促のイメージが大事なんだよ。アピールポイントを考えてみてよ」と。
前職・メーカー勤務時代の仕事の仕方といえば、明確な完成形が見えていて、それを実現させるために開発をする。まるで正反対です。今までの思考回路を真逆に全力疾走するかのような日々が始まったのです。
結局、僕はこのプロジェクトでほとんど力になれませんでした。でも大きな収穫がありました。それは、ゴールもその過程も明確ではない中から作り上げていく様をこの目で見ることができたこと。今の今まで自分の無力さを感じていたのに、こんな仕事ができるようになりたい、という想いが自分の中に芽生えたのです。
僕は、ゴールから逆算して着実に物事を進めていきたいタイプです。それが結果を出せる最善の方法だと思っていました。そんな僕がなぜこの会社で働いているのか? 誰もやったことがない案件、誰もやったことがない方法。そんな仕事に面白そうに取り組む人がたくさんいるからです。そういう人をカッコいいと思ったからなんです。
模索しながら正解に近づけていくのは商品開発だけではありません。僕はその後、オンライン課に配属になりました。SNSをどう活用するのか、バナーをどう見せれば相手の関心を喚起できるのか。
正直、デザインのセンスは自信がありません。それなら自分が得意な分野を伸ばしてみようと、ウェブ解析や統計の勉強を始めました。センスではない切り口で、自分なりに判断できるようになりたいと思ったからです。
挑戦して、壁にぶつかったら次の策を考える。そうすると想像以上の結果を導けたりするのだということを、P.D.R.で知ることができました。ここで頑張れば僕の人生も想像の上をいけるかもしれないなと、ちょっぴりワクワクしているのです。
COMMENT
僕と2人で手掛け、君が命名した商品は、少しずつ歯科業界に定着しています。どんな販促を打つとどれだけの注文があって、その中で何人の方がリピーターになってくれるのか。全然当たらなくて、思うようにならないこと続きだった。そもそも自分たちが核心を突いているのかも、市場の大きさも分からなかったよね。でも探るのは面白かったよね。君も他社品やP.D.R.のお客様のことをよく調査してくれました。あの時の取り組みが土台となり、今、少しずつ売り上げが伸びています。
この間、オンライン課とこの商品を掛け持ちできないかと君に声をかけたら、「今はオンラインで手一杯です、二股かけられるぐらい実力つけるまで待っててください」と言ってたね。実力なんて、仕事量をこなすのが一番早くつくんだから早くおいで。早く来ないと僕の賞味期限が切れちゃうよ。特許発明者を唸らせる経験をさせてあげられなくなっちゃうよ。だから待ってるね。