報道ニ思フ事
こんにちは、PDR米澤です。
今回は個人的にサッカー日本代表の本田選手にまつわる報道について思う事を綴りたいと思います。
ということで、背景から述べますと、彼は所属するオランダのチームで他を圧倒する活躍(9月10日現在で得点ランクトップ)をし、先週の土曜に行われた世界ランク3位の強豪オランダとの親善試合に召集されました。
海外で活躍する様になり、自信をつけた彼は我々日本人からすると個人主義で自信過剰ともとれるコメントを試合前から自身のブログやメディアを通して発信していました。
しかし、後半から途中出場した彼は活躍できず、チームも3対0(前半は0対0で日本優勢だった)で完敗。
すると、一部のメディアは「彼のプレーや言動がチームの和を乱して負けた」と一斉に彼を非難しました。
特にシュートやドリブルなど彼の得意なプレーではなく、苦手な守備が批判の対象になりました。
この一件で私は一部の日本のメディアには悪しき全体主義が未だに根付いていると再認識しました。
勿論、彼のプレーは先日の試合に関しては決して良いとは言えないものでしたが、たった1試合の失敗に対しての過剰なバッシングは異様に感じます。
個人的には批判するなら彼より前半のチャンスに決められなかったFW陣を対象にするべきだと思いますが、批判の的は個人主義的な発言を繰り返していた彼に集まっています。
こうして「出る杭は打たれる」風潮が浸透してしまうと、マジョリティとは違う考えを持った芽は摘み取られ、さらに新しい考えや個性が生まれにくくなる悪循環に陥る様に見えてなりません。
また、彼の得意な事を生かすにはどうすればという議論ではなく、彼の苦手な事をどう直すかという点を議論するあたりが、所謂日本的な教育の負の側面であるように思います。
たまたま、今回はサッカーをネタに取り上げましたが、同じ事は例えば仕事にも当てはまる気がします。
全体の総意に合っているかが全てではなく、それぞれの個性を認め、短所を諌めるより長所を伸ばす。
私に部下はいませんが、部下がいたらそう育てていきたいと今回の一件で思いました。
また、前回の名古屋弁クイズの答えを下記に記しましたので、ご確認ください。
≪答え≫
【問1】 黄色い → きいない
【問2】 温かい → ぬくい
【問3】 久しぶり → やっとかめ