思い込みニケーション in Taiwn
こんにちは、コミュニケーションセンターの棚橋です。
今回の出張での宿泊先は、周りにコンビニさえもないような田舎町のホテルでした。
そんな田舎に泊まっても、僕の出張の楽しみの一つでもあるマッサージには行きたいと思い、
ホテル周辺を散歩することに。
歩いて5分ほどで小さなマッサージ店を見つけました。
中を覗くとソファーの上で口を空けて爆睡しているおばちゃんが。
恐る恐る僕が中に入ると、客の匂いがしたのか、寝ていたおばちゃんが
「いらっしゃい」と僕に一声。
「マッサージいくら?」
「1時間600台湾元(日本円約1800円)」
「じゃ、よろしく!」
トントン拍子で部屋に通され、マッサージがスタートしたのですが、
あまりの気持ち良さにあっというまに夢の世界に落ちてしまった僕。
・・・目が覚めたとき、おばちゃんは足をマッサージしていました。
そして、不安そうな顔で僕に一言。
「あなたは何時間マッサージするの?」
「1時間」と答えると
「1時間はとっくに過ぎてるよ」とおばちゃん。
一瞬、「詐欺?!」と思いましたが、さっきのやりとりを思い返し、
1時間600台湾元と聞いて自分のなかで1時間のつもりでOKしただけで、
お店には時間を伝えていなかったことに気がつきました。
このおばちゃんも、変な外人がきて、時間も言わず突然寝てしまって、
不安に思いながらマッサージをしていたんだな・・・と思うと
なんだかちょっとかわいそうになり、ここはおとなしくお金を払おうと清算へ。
結局、1時間40分経っており、2時間分120台湾元(日本円約3600円)を支払い。
おばちゃんに「あと20分あるよ」と言われましたが、夜も遅かったのでお店をあとにしました。
普段から上司には「意思疎通は大事。周りの人とはしっかりコミュニケーションをとるように」と言われているのですが、
今回はその大切さをおばちゃんから教わることになりました。
街灯もない真っ暗な田舎道を、「意思表示、しっかりしないかんな」と反省しながらホテルに戻りました。