クマバチと人間の好奇心
こんにちは。コミュニケーションセンターの芳野です。
名古屋では先日初雪が降りました。冬もどんどん
本格化してきています。
前回に引き続き、蜂の話をもう一つ。
(別段、蜂大好き!というわけではないですが)
クマバチという蜂がいます。
他の蜂と違い体系がずんぐりむっくりしていて大きく
飛ぶときも低い音がします。
このクマバチ、実は「航空力学上跳ぶことができない体型」
をしているらしく、「じゃあ何故飛べるの?」という質問に対して
「クマバチは飛べると信じているから飛べる!」という
説が長く一般的になっていました。
そんなばかな!と思う反面、その説にはロマンを感じたりします。
「良くわからんけど頑張っているから飛んでる!」というのをえらい学者さんたちが言っている。
「すごいな。世の中には身近でもまだまだ不思議なものがいっぱいあるんだ」と
好奇心が掻き立てられます。
ところが近年、とうとうこのクマバチが飛べる理由が解明されてしまいました。
どうやら物体は大きさによって「感じる空気のねばりけ」が違うらしく、
その理論を計算に入れるとクマバチは間違いなく「飛べる」とのこと。
人間が感じているよりもクマバチが感じる空気の方が粘っこいのです。
ついに解明されたか!と思いつつも、なんだか煮え切らない気分があります。
解明される前はどうなってるの?と興味があったのに、いざ解明されると
以前の説の方がロマンあるのに…解明されなくても良かったかなぁ…と思ってしまいます。
人間の好奇心って難しいな、と思った話でした。