欧米人から見た日本のビジネス

こんにちは。本日のブログは櫻井が担当いたします。

 
先日、関西へ出張に行ってきました。
名古屋へ帰る新幹線の中で、アジアで働くアメリカ人のビジネスマンと隣り合わせました。
一緒にいた同僚が、「彼女、英語できるよ」と私を紹介したために、1時間たっぷり彼の話を聞く事になりました。
アジアで働く欧米人から見た、日本のビジネスについての所見。
なかなか興味深かったです。
 
彼はコンサルティング会社の副社長。
主な顧客は日本企業で、従業員はインドや東南アジアに多いそうです。
顧客が日本企業なのはお金があるからで、従業員がインドや東南アジアなのは人件費が安いからという事でした。
 
彼「日本人は電話やメールでビジネスを進めるより、会う方が好きみたいだね」
私「うーん、私もその気持ちはわかる」
彼「時間と費用がかかる」
私「たしかに」
 
彼「日本でビジネスができれば、アジアのどこに行っても成功するよ」
私「なぜ?」
彼「日本が一番難しい」
私「どんな点で?」
彼「時間がかかる。他の国なら一日で結論が出るところを、日本だと何ヶ月もかかる」
私「非効率的だとは思わない?」
彼「思うさ!!だから一番難しいんだ。時間に対する価値観が違う」
私「私はスピードを重視しているつもりだけど」
彼「君はそうだろう。話していればわかる」
私「勝手なことを言うな(笑)。
そんなに非効率的な日本が、なぜ経済大国なんだろう?」
彼「うーん・・・非効率的だけど、長時間働くからかなぁ」
私「そんなの嫌だぁ。せめてマジメだからと言ってくれ」
 
日本人とは違う視点を持ち、日本のビジネス界で20年以上奮闘している方のお話を聞くのは面白いですね。
私は神戸の大福をあげて、彼はサンフランシスコのチョコレートをくれて、ちょっとした日米親睦会になりました。
しかし英語を使うのは久しぶりです。ずいぶん話せなくなっていました。まぁ、20才過ぎてから取得した言語なんてそんなもんです。