暑中お見舞い申しあげます。
こんにちは、ピーディーアールの宮田です。
毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
この時期になると、毎年弊社社長の仲谷(なかや)からお客さま宛に暑中見舞いはがきをお出ししています。言うなれば「ピーディーアール社長のエッセイ」です。手前味噌ですが、楽しみにしてくださっているお客さまもいらっしゃるのです。
しかしながら、この「社長のエッセイ」元々はかなりの長さの文章を、はがきに収まるように、一生懸命文章を削って短くしているんです。なかなかの編集者泣かせの代物です。ブログならばはがきに載せきれなかった部分も載せられるので、以下に掲載いたします。よろしければご覧ください。
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暑中お見舞い申しあげます。
今年から息子がピーディーアールに入社しました。
前は歯科業界とは関係のない会社に勤めていました。前の会社の皆様やそのお客様や取引先の方々など、世の中に本当にお世話をかけて育てていただき、感謝しております。
息子は家から自転車通勤しています。私はなるべく歩くようにしていますが、天気によって車や自転車も使います。
そんなわけで、帰りが一緒になることがたまにあります。その日は2人とも自転車で帰りが一緒になりました。雨が少し降っていましたが、傘をささずに自転車で、その分早くこいで帰ることにしました。とはいえ、降りがひどくなってきた時はこぐのを諦めて傘をさせるように、それぞれに閉じた傘を1本ずつ自転車のカゴに差し込み会社を出ました。
狭い道で1台の乗用車が助手席側の前輪を側溝に脱輪していました。きっと対向車とすれ違うときに脱輪したのでしょう。対向車はいません。ドライバーは何事もないかのように運転席に座り携帯を見ています。通り過ぎ際に“手伝ったろか”と息子に声を掛けると“別にええやん”。その後、一こぎ二こぎしたところでUターンしながら“手伝うぞ”と言ったら付いてきました。
自転車を降り車に近づいた頃に別の対向車が来てぎりぎりにすれ違い、ゆっくりと通り過ぎようとしていました。運転席を見ると細いショートカットの人で“あ、女性か”と思い声を掛けませんでしたが、車が通り過ぎるころ男性とわかりました。声を掛けそびれてしまいました。しかしその車は15mほど先に止まって、運転していた男性が降りてきました。私は“ありがとう”と声を掛け、息子に“お前は落ちたタイヤのとこ”、車を降りてきてくれた人に“あなたは若いから真ん中”と指示し、“私はここね”と一番楽そうな落ちていないタイヤのほうに陣取りました。
脱輪した車の30歳位のスーツ姿のドライバーは降りてきて嬉しそうに “すみません”を連発中です。そのドライバーに“バックでゆっくりね”と声を掛け、3人で“せーのっ”と声を掛けて3回位押しました。息子が“いけそう!もう少し”と大きな声を出したので3人で大きな声で“せーのっ”ともう一押ししたところ、車は側溝から出ました。ドライバーが今度は“ありがとうございます”を連発する中、私は“一日一善!”と妙な返事をして自転車にまたがりました。車を降りてきてくれた人は、掛け声以外は終始無言で急いで車に戻って行きました。
自転車に乗って、“気持ちいいなー”と言うと
息子も“うん”と言って、笑っています。
息子)脱輪のドライバー、僕らがすれ違うときスマホ見てたでしょ、
グーグルマップはすごい細い道も案内するんだよね、
カーナビがいいよね。
私) そうなの?ところでさっきはなぜ「ええやん」と言ったの?
息子)2人では上がらないと思った。
私) 2人いれば上がるよ、
それにいいことしてたらちゃんと手助けがあるもんや、だろ。
大変得意げな私。
追加で一言“雨もやんだだろ?”
返事がないので振り向くと息子は自転車を停めたまま携帯を見ています。
“おーい、おいてくぞ”
“はーい”
聞こえてるんなら私の得意げな話に反応しろよ、
と思いつつまた雨が降り出さないうちにと思って
急いで自転車をこいで帰りました。
まだまだ暑い日が続きます。
くれぐれもご自愛ください。