虹の記憶
こんにちは。
コールセンターの五大です。
今年も梅雨の時期がやってきましたね。
アウトドア派の方はストレスが溜まる
毎日を送られているのではないでしょうか。
私は雨ばかりの日でもへっちゃらな、インドア派です。
先日、出先での仕事が終わって車で帰社していた時に、
ふと雨上がりの空を見上げたら、虹がかかっていました。
すごく久しぶりに虹を見た気がします。
子供の頃はよく虹を見つけていたのになーなんて考えました。
そして子供の頃はよくコケていたことも思い出しました。
きっと色んな所をキョロキョロしながら歩いていたからでしょう。
昔、「虹の麓には幸せが眠っている」と聞いたことがありました。
小学生の頃には、友達と雨上がりに虹を見つけて
自転車で幸せを取りに走ったことも思い出しました。
ただ、いくら走っても虹は近くならないし、
10分くらいで虹は消えてしまうんですよね。
「こんなに虹の麓に行くのが難しいんだから、
やっぱりなにか特別なものがあるに違いない」
なんてことを思っていました。
その後暫くして、理科の授業で
「虹は大気中の水分により光の屈折で見えるもの」と知りました。
ただの光の屈折って、、、夢が壊れました。
「サンタさんは、実はお父さんだった。」に匹敵する衝撃です。
でも、その時見た虹も、今日見た虹も、
私の見る虹には確かに麓があって、その麓には幸せが眠っているのです。
そして、今私がいる場所が、
どこかの誰かが見る虹の麓になる日だってあるのかもしれない。
幸せとは自分では案外気が付かないものなのだろうな。ふむふむ。
なんてキザ?なことを考えながら帰路につきました。
本当は、虹なんてただの光の屈折現象で、
見る角度で位置は変わるし、麓にはたどり着けないことは分かっています。
それでも、車を飛ばせば案外いけるんじゃないか。
試しに向かってみようかしら。
なんて幸せに対して欲張りな自分もいます。
でも、帰社が遅れると上司に叱られかねません。
あの頃のように虹の麓を目指さずちゃんと会社に帰る私は、
どうやら大人になってしまったようです。(笑)
これが私の見た幸せの眠る虹です。
見つけにくいですが写真中央にうっすらと虹が!