日本語勘違い 2013年07月05日
こんにちは。
カスタマーサービスの張です。
私は中国人で10歳のころから日本に住んでいます。
日本語はネイティブレベルと自称しているのですが、たまにおかしな間違いが発覚します。
今日は、その例をひとつご紹介します。
私:「この間、ちょっと高かったけど、ずっとほしかった靴をふんばって買ったの!」
大爆笑する友達。
「なんで笑うの?」と笑われた意味がわからず、少し不快に思った私に
友:「だってふんばるって日本語変だよ?奮発したって言いたいんでしょう?」
辞書を調べてみたところ
踏ん張る:1 足を開き、力を入れて地面などに突っぱるようにする。
2 気力を出してこらえる。また、がんばる。
3 強硬に言い張る。譲歩しないで押し通す。
奮発:思い切りよく金品を出すこと。
「力を入れて靴を買った」と自慢げに話した自分がとても恥ずかしくなりました。
今まで、どこかで間違って使っていなかったか心配です。
日本語を覚え始めたころ、私はきっと音だけで言葉を覚えていたのでしょう。
今なら漢字を見て意味を理解するところですが、
私の頭の中の日本語辞書には、子供の頃に変換間違いのまま登録された単語が、まだまだ隠れていそうです。
一個ずつ直していきたいです。
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スマホのウィルス対策 2013年07月03日
本日はシステムの長谷川がお届けします。
近年、スマホの普及率が飛躍的に上がり、スマホを持っている人も多いと思いますが、今回は最近増え続けているスマホのウィルスについて、触れたいと思います。
パソコンのウィルスについては、皆さん結構知っていると思いますが、スマホにもウィルスが感染することをご存知でしょうか?
現在、パソコンウィルスは1日に1万種以上も出現していると言われていますが、スマートフォンウィルスは2004年以降現在まで累計しても3700種ほどしか確認されていません。この数だけみると、パソコンウィルスに比べてスマホウィルスはそれほどたいしたことではないように思えます。しかし、脅威の質という面でみると、パソコンウィルスよりスマホウィルスのほうがはるかに危険なのです。
スマートフォンには電話番号や住所、GPSの位置情報やクレジットカード情報など個人情報が満載です。これらがウィルスによりネット上に流出したりすれば、パソコンでウィルス感染した場合よりも大きな被害に繋がってしまいます。
特にAndroid版のスマホを使用している方はご注意を!
なぜ、Android版のほうがiOSのiPhoneよりウィルスに感染しやすいのかというと、iPhoneの場合はアプリをダウンロードできる場所はApp Storeのみです。このApp Storeはアプリを掲載する際に必ずApple社の審査があるので、悪意のあるアプリが混入する可能性は低いそうです。しかし、Android向けアプリは色々なサイトから自由に入手することが可能です。
従って、悪意のあるアプリを配布するのにはとても都合がいいとされています。
普段何気なく使っているスマホですが、とても危険が潜んでいます。スマホ用のウィルス対策ソフトも数多く出てきていますが、対策ソフトを入れてあるからといっても決して完全に防げるというものではありません。
実存するインフルエンザなどのウィルスと同様に、ネット上のウィルスも日々変化していきますので、皆さんも注意してください。
心配だなと思った方は、「スマホ 警視庁」で検索すると、警視庁が公開して
いるサイトがありますので、見てみてください。
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2013年6月号Vol.12 2013年06月30日
こんにちは、サクライです。生まれは福島、育ちは埼玉、勤務は愛知の私ですが、日本で一番好きな場所は瀬戸内です。先日、瀬戸内の島々をひとりでまわってきました。瀬戸内海はいわゆる大海原ではありません。
有人無人の島が点在しているため、水平線というものがないのです。海の青と島の緑のコントラストがとても綺麗で、更に海から立ち上る霧(きり)のためによく靄(もや)がかかって、風景がぼんやりと霞んで見えます。あぁ、幻想的・・・。日本最古の歴史書「古事記」に、神様の夫婦がポコンポコンと島を産む話があるのですが(日本列島の誕生)、それを思いだします。
古事記のような瀬戸内の自然に加えて、その風景に調和するように作られたアートがまた好きなんです。
瀬戸内が現代アートの聖地なのはご存知ですか?私は芸術がわかる人間でもないのですが、瀬戸内アートは好きです。絵画のように“目で見る芸術”よりも、建築物など“体ごと入る芸術”が多いです。目で見るのではなく、全身で感じるんです。
瀬戸内の“体ごと入る芸術”の中でも一番好きなところは…○○○です。その時に感じる事だけここに書きます。そこに入ると、自分が何か大きなものに包まれているように感じます。優しくて超越的な何かに守られているようでとても安心します。体の力が抜けて、ふわぁっと自分が浮いているような気もします。
そんな不思議な状態の中で、鳥の声や葉がざわめく音が聞こえてきます―もともとあったけど気づかなかった音に気づくんです。更には、風が見えるようになります。空気の匂いを嗅ぎます。私は、こんなに心地よい場所を他に知りません。 ※○○○は私だけの秘密の場所なので・・・ごめんなさい。
そんなわけでよく瀬戸内島めぐりをするのですが、島民の方々にはいつも助けていただいています。
路地を歩いていて―
私「こんにちは~、暑いですねぇ」
民「今朝うちの畑でスイカがとれたよ。食べてく?」
私「おぉ、食べる食べるぅ♪」
船に乗り遅れて―
民「どうした?」
私「船を逃しちゃった・・・」
民「本数すくないからなぁ。よし、おっちゃんの船を出してやろう」
私「おっちゃん漁師なの? ありがとう!!」
登山道の入り口で―
私「展望台ってここからどのくらいですか?」
民「歩いていくのか?! 遠いぞ」
私「がんばる」
民「・・・車出してやるから、ちょっと待ってて」
どうして皆こんなに優しいのでしょう。そして、親切がとても自然なんです。助けてやったという雰囲気がなく、サラッと助けてサラッと去っていかれます。とある島のおばあちゃんに、「皆どうして親切にしてくれるんだろう?」と聞いたら、「親切に理由なんてないでしょう」と言われてドキッとしました…都会は田舎よりも便利ですが、田舎よりも豊かかどうかは、また別の問題だとつくづく感じました。親切を新鮮に感じてしまう私は、何か大切な物を失っているのかもしれません。
さて、自然、芸術、人に惹かれて、先日も瀬戸内に行ってきました。メジャーなお土産とマニアックなお土産を買ってきたので、抽選で合計3名の方にさしあげます。詳しくは裏面をご覧ください☆
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マイスター 2013年06月21日
こんにちは。商品企画の棚橋です。
本日は僕の小学校・中学校時代のサッカー部の先輩、秋田さんの話を少しします。
秋田さんには当時とてもかわいがってもらった良い思い出でしかありません。
(良い意味でのかわいがりですよ)。
秋田さんはプロサッカー選手という夢を追い渡独。
ドイツへ渡り、サッカーへの夢破れた後、世界でも歴史のあるバイエルンの食肉学校でドイツの国家資格である「マイスター」を取得しました。
当時、マイスターを取得した日本人は2人目だと聞いています。
2009年名古屋でAkita Hamを開業し、無添加にこだわった商品を一つ一つ丁寧に作っています。
僕もオープン当初からとてもお世話になっています。
そのAkita Hamが先日、日本経済新聞の何でもランキング「おいしいハム」ランキングで7位に入っていました。
2009年名古屋で開業。4年目で日本7位に。
2009年といえば、僕がP.D.R.に入社した年です。
先輩は本物にこだわり続け日本7位に、かたや僕はこの4年間でどうだったのか?
自分が勝負ができる部分はどこなのか?強みは?
ふと、新聞記事を見て考えさせられました。
本物のマイスター秋田さんのこだわりの商品。
みなさん、よかったら「Akita Ham」検索してみてください。
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「私は空海になりたい」 2013年06月17日
こんにちは、商品企画部の櫻井です。
この前、制作部の竹内に「わたし空海になりたいんですよ」と言ったら、
「なんじゃそりゃ?ブログに書いてやろう」と言われました。
竹内がブログに書くのは構いませんが、彼が正確に伝えてくれるとは思えないので(笑)、今日はその注釈をします。
空海は坊さんですが、元祖の仏教とは少し違う考え方をしました。
ものすっごく簡略化すると、元祖の仏教が「全ての物事は移り変わる。
結局のところ全ては無である。だから執着するな」と言ったのに対し、空海は「全ての物事は移り変わる。結局のところ全て繋がっているのである。だから全て、それで良いのである」と言ったんです。
例を出しましょう。セックスの話です。
「また櫻井がエロい話してるよ」と思わないでください。
古今東西、いつでもどこでも人間はセックスに魅かれ、苦しみ、悩んできたので、セックスはどんな宗教においても大事なテーマなんです。また、元祖仏教と空海の比較をする上では、わかりやすい違いなんです。
元祖仏教が「セックスで恍惚感を得ても、終わった後は虚しい。
体の快感も心の満足もすぐに消えるものだ。全て無だよ」と言ったのに対し、「セックスの恍惚感は真理だよ。終わった後の虚しさも真理だよ。相反する事実が表裏一体でしょう、つまり全てが無であり全て真実って事だよ。だからソレで良いのだよ」と言ったのが空海です。
空海にとって、宇宙の物事はすべて繋がっているんです。
善もない。悪もない。自己もない。他者もない。
全てを同一と感じ、全てを「良し」と受け入れるって事です。
こんな風に感じられたら、どれほど幸せだろうと思います。
自己と他者の区別がなければ、嫉妬も嘲りもないでしょう。
自己と物事の区別がなければ、欲望も執着もないでしょう。
きっとそこにあるのは、どこまでも穏やかな一体感だけです。
理屈はわかります。でも、私はそれを感じ取る事ができません。
一瞬一瞬、宇宙と共鳴しているを生を感じ取れる空海は、とても幸せだった事でしょう。
ところで、私はめったに他人になりたいと思いません。
自分に不満はあるけど、自分の周りの人達が好きなので、彼らと一緒にいられるなら、私は私のままでいたいです。でも! 空海になれるなら、今の自分を捨ててもいいなぁと思います。空海になれば、周りの人も何もあったもんじゃありません。
全てが1つなんだから。
誰かと一緒にいるとか、別れるとか、そーゆー問題は消滅するんです。
出家して空海に近づけば?―とんでもない、彼は天才です。
たぶん日本史上で一番の天才です。
私が何をしたところで、1ミリだって近づけるもんですか。
私はこれからも無知ゆえの苦しみを続けるのです。
売上を上げようともがいたり、恋人と喧嘩して怒ったりするんです。
自己嫌悪に陥ったり自己満足に浸ったりするんです。
そんな俗な生活の中でフと、空海に焦がれるだけでいいんです。
―以上、大学で宗教学を専攻していた櫻井でした。
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山が神様 2013年06月17日
制作部 竹内がお届けします。
先日、数年前にDMでご紹介した吉野山の弘願寺の歯がため地蔵祭りに参加してきました。
弊社DM編集担当櫻井と、取材の帰りに二人でプチデートしてきたわけですが、ちょうど吉野山の中心的寺院、金峯山寺の秘仏金剛蔵王大権現(重要文化財)の特別公開が行われていましたので、ついでに拝観してきました。
金剛蔵王大権現は3体。左から「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」中央が「釈迦如来(しゃかにょらい)」右が「千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)」高さ7mの木彫の仏像です。
とても迫力があり、顔が青く三体とも目を見開き、歯をむき出しにして怒っている表情で、金剛力士像の阿形(口を大きく開いている方)のような形相をしています。
なぜそんな顔をしているのかというと、吉野山から南の山々は大峯と呼ばれ修験道の修行の場所です。修験道は日本古来の山岳信仰であり、もともと仏教とは別の信仰だったのですが、外国から入ってきた仏教と混ざり合い、山を駆け巡って(山岳信仰)悟りを目指す(仏教)ということになってしまったわけです。もともと修験道で崇められていた神は、山らしく荒々しい神です。それを、釈迦如来、弥勒菩薩、千手観音という仏教にちなんだ名前に改名してしまったので、他の寺院で見られるような優しい表情をしていない訳なんです。
なぜ私がこんなに詳しいのかというと、今回の同行者櫻井のおかげ。彼女はカナダの大学で宗教学を学んでいたため、世界各地の宗教に精通しており、修験道についても私に詳しく教えてくれました。
彼女は車の中で「竹内さん、私、空海になりたいんです」。いきなり何を言うんだろうと思い理由を尋ねると、「だって何もかも、無い事が幸せと感じられるですよ。」私は即答で「意味が解らない」と返答(後日この原稿を書くために聞き直したところ、「無いことが幸せ」なのではなく、「宇宙の何もかもが同一と感じられる」のが幸せなのだそうです。私に違いがわかりませんが。)そこから空海の思想や密教、修験道などの話を詳しく私に教えてくれます。
あの瞬間、私の中では無知なおっさんに悟りを説く櫻井は「空海」でした。「櫻井よ、お前はもう十分に空海に近づいている」と心の中で思っていました。
金峯山寺の蔵王権現ご開帳は年に1回で、ここ何年か毎年行う予定だそうです。今年のご開帳は終わってしまいましたが、来年、桜のきれいな季節に秘仏をご覧になってはいかがでしょうか。
ところで、歯がため地蔵祭りでは、ちゃんと日本全国の歯科医院様、歯科技工所様の商売繁盛を祈願してきました。
世界の宗教を知り尽くした桜井が祈りましたから、きっと皆さまに幸が訪れるとことと思います。
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ヘルパー2級取得! 2013年06月11日
こんにちは、グローブ担当の小野です。
突然ですが、先日、ホームヘルパー2級を取得することができました!!
実は学生のころから介護に興味があり、就職してからもちょくちょく近くのデイサービスセンターにお邪魔しておじいちゃん、おばあちゃんと話をしていたんです。
ホームヘルパー2級の資格をとるための研修は、今年4月から「介護職員初任者研修」という名称に変わり、研修のみからペーパーテストも加わるようになりました。
私は今年3月から講習を受けはじめ、5月と6月に規定の4日間の介護施設での実習を終えたので、ペーパーテストなしで無事資格を取ることができました。
実際の介護施設での実習では、おむつ交換や入浴介助など今まで見られなかった介護の大変なところを垣間見ることができ、良い経験になりました。
そんな中で、一つ気になったのが嚥下の問題。利用者のみなさんは高齢なこともあり、大なり小なり嚥下機能に低下が見られます。中には自分で飲み込むことができなくなり、“とろみ食”といって通常の食事をミキサーにかけてどろどろにしたものを食べている方もおられました。これは傍から見てもおいしくなさそうだし、実際利用者の方も何を食べているのかわからないので、食べる楽しみも薄れてしまいます。
この嚥下障害を予防する上で大事なのは、丈夫な歯を持ち続けること。やはり、自分の歯でしっかり噛める利用者さんは嚥下に問題なく食事されています。
歯科材料の直販という仕事を通して、少しでもおいしくご飯を食べられるお年寄りが増えたらなと思いました。
グローブとは関係のない話をしてしまいましたが、介護は私の興味がある分野なので、これから介護の視点からも歯科を見ていけたらなと思います。
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「詐欺の話」 2013年06月07日
コミニュケーションセンターの芳野です。
先月、「振り込め詐欺」の名称が「母さん助けて詐欺」
に変更になったというニュースがありました。
最初は「なんて安直な!」と思いましたが、この手の詐欺の名称が
「オレオレ詐欺」→「振り込め詐欺」→「母さん助けて詐欺」と変わってきて
だんだん名称だけでどんな詐欺かわかるようになった感じがあります。
スマートでカッコイイ名称もいいですが、分かりやすさを考えると
「母さん助けて詐欺」は分かりやすくて、個人的にはいいかなと思えてきました。
(名称自体は公募されたものだそうです。)
自分の周りでは幸い被害を受けた方はいませんが、年々詐欺は巧妙化しているそうです。
自分の知っている事例を一つ。
警察(を名乗る人)から「息子の○○さんが交通事故を起こした」と電話。すぐにでも保釈金(or慰謝料)を払う必要がある。
↓
そんなまさか、と一旦電話を切って息子に電話をかける。
↓
繋がらない。どうしよう。急がないと!
↓
警察(を名乗る人)にかけ直してお金を振り込んでしまう。
というパターン。文章にするとこれくらいですが、実際に「急ぎで」「すぐに」「間に合わなくなる」と言われると、パニックになってしまい冷静な判断ができなくなります。しかも息子には電話が通じない。話せない。
巧妙なのは息子の名前をはっきり言っている点と電話をかけ直しても息子本人と話せなくしている点。もちろん実際にこのとき息子は事故を起こしているのではなく、「取引先とゴルフに行っていた。山の中なので携帯は圏外になっていたため通じなかった。」だけ。
ここまで調べたうえで詐欺の電話をかけているのです。こんなことまで調べられてしまうなんて…。
この手口を考える事も個人の状況が調べられてしまう事もとても怖いです。
「私は絶対に引っかかるわけがない」と思っている人こそ引っかかってしまうそうなので、
いつ自分にかかってきてもおかしくない、と思って話を聞くなり対策なりしていきたいと思います。
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空気がおいしい 2013年06月04日
こんにちは、カスタマーサービスの張です!
いよいよ本格的に梅雨入りしましたね。
毎日雨で、じめじめするこの季節。毎日、晴天を祈る私です。
先日、栃木県の那須に行きました。
自然に囲まれた、山奥のコテージで一泊すごしました。
周りには田んぼで農作業する人や、川で釣りしている人がたくさん。
コンビニもスーパーも、わざわざ車で移動しないと行けず、
都会っ子の私には、とっても新鮮な世界でした。
長時間の移動を経て、緑豊かな景色を見て、
思わず最初に出た言葉は「空気がおいしい」。
味がするわけでもないのに、どうして「おいしい」と表現するのだろう。
よく考えると不思議な表現ですよね。
きれいな空気を思い切り吸って吐くと、なぜかすっきりした気持ちになる。
マイナスイオンをたくさん浴びた気分になる。
体の中が洗われてきれいになったような気分。
そこで、体に取り込むと体が喜ぶ=おいしい、という解釈をしてみました。
人はおいしい物を食べている時、幸せな気分になる。
もしかしたら自然豊かなところで空気を吸うのも、似ているのかもしれませんね。
ところで、天気予報がすべて雨マークだったにも関わらず、両日とも晴天に恵まれました。
自称晴れ女の私、実力発揮の2日間でした。(笑)
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親切心 2013年05月31日
こんにちは、本日はシステムの長谷川がお送りします。
現在、私は健康のため電車通勤をしているのですが、その電車の中で起こった心温まる出来事をお話したいと思います。
いつも通勤電車は、ほぼ満員の状態です。その日もいつものように満員電車に揺られていました。
私の前の座席には、男子高校生が2人座っていて、1人はいわゆる不良っぽい子、1人は生徒会長にでも立候補しそうな、いかにもまじめそうな子で、お互い同じ制服を着て居ましたが、友達というわけではなさそうでした。
ある駅で、荷物をいっぱい抱えたおばあさんと子供が2人、大変そうに私の横に乗ってくると、それを見たいかにも不良っぽい子がおもむろに立ち上がり、「ばあさん、ここに座れよ!」と席を譲ってあげていました。
その行為だけでも、「おぉ、なかなかいい子じゃん!」と感心をしていたのですが、席を譲られたおばあさんが一緒にいた子供に「私はいいから、あなた座りなさい。」と言って席をゆずってあげているのを見て、先ほど席を譲った不良っぽい子が、隣に座っていたまじめな子に向かって、「お前も席を譲れよ!」と言って、おばあさんのために席を譲らせていたのです。
その高校生たちが電車を降りる際に、おばあさんがお礼を言っているのを、照れくさそうに片手だけあげて返答していた、不良っぽい子に、私は心の中で拍手喝采を送っていました。
最近の若いもんはどうなんだと、おやじ目線で見ていた自分の考え方を、ちょっと変えようと思った出来事でした。
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