こんにちは、マスク担当のアキです。
※スタッフの名前がニックネームに変わりました。
前回のブログでは、会社からの帰宅途中でタヌキに出会った話を書きました。
(そのお話はこちら)
今回も帰宅時の出会いの話です。
ある日の帰り道、川沿いの道をトコトコ歩いている亀を見つけました。
ちょうど、手のひらを広げたくらいのサイズです。
すぐ近くの川から来たのでしょう。
亀は、どうやら川に戻りたいようですが、
亀の背丈くらいある縁石を乗り越えて堤防に上がらないと、
川に戻ることはできません。
縁石と格闘する亀を見ていると、車いすに乗ったおばあさんと、
その車いすを押すおじいさんがやってきました。
「ほうほう亀だね」「これはあまり大きくないね」と仲良く話をしています。
聞いてみると、
この時期、このあたりには川から出てきた亀がよく出没するんだそうです。
狭くて結構車通りの多いこの道、亀がゴロゴロしているなんて、
ドライバーには迷惑だろうなぁ・・・
おじ「車にひかれたらあぶない。」
おば「ほんと、かわいそうね」
私「そうですね。」
おじ「いつも亀を見つけるとつかまえて、そこの橋の上から川に放り投げてやるんだ」
私「え、あの橋結構高いけど、投げて大丈夫なんですか?」
おじ「石にぶつけでもしなけりゃ大丈夫」
おば「そうそう、車にひかれたらかわいそうだからね」
おじ「だから、今日はおたくさんがやってあげてえな」
私「?!え、私がですか?!」
おば「車にひかれたらかわいそうだから。」
亀、噛んだりしないかしら。しかもなんだか汚いし、手を洗う場所なんかないし・・・
及び腰の私を、おじいさんとおばあさんの期待に満ちた眼差しが追い詰めます。
結局、2人の目の輝きに負けた私は、亀を川に返してやりました。
端から見ると「橋の上から亀を投げる変な人」でしたが、
きっと無事川に帰れた亀は喜んでいることでしょう。
いつか竜宮城から遣いが来て、お礼をくれたりしないかしら?