こんにちは。
コールセンターのチョウです。
先日、5月5日は子どもの日(端午の節句)でした。
この日はよくちまきを食べる習慣があると思いますが、
私の出身中国でも、端午の日があり、同じようにちまきを食べます。
ふと、
どうしてちまきを食べるようになったのか気になって、
母に聞きました。
母曰く、
中国の戦国時代に屈原(くつげん)という、
政治家でもあり詩人でもある、有名な方がいました。
正義感が強く、知識もあり、政治家として重役に就いていた偉人です。
しかし、それを好ましく思わない貴族の陰謀によって国を追われます。
その後、その国が滅ぶ際に、自ら川へ身投げしたという言い伝えがあります。
多くの民が屈原を偲び、屈原が魚に食べられないよう、
魚のエサとして川へちまきを投げたそうです。
この言い伝えから、中国では端午の日になるとちまきを
食べるようになったというのです。
※諸説あるそうです。
魚は米を食べるのか?
昔の人の発想は斬新だなと思いながら話を聞いていました。
なにより、人々に偲ばれる屈原さんの人柄はすごいと感心しました。
中国のちまきも地域によって様々ですが、
形は、三角錐型やしずく型のものが多いです。
また中身はもち米と、お肉、海鮮、栗など地域や家庭によって
色々なバリエーションがあります。
我が家ではナツメとあんこを入れて甘いちまきを作ります。
笹の葉のいい香りと、あんこともち米の相性はなんとも言えない
美味しさです。
食いしん坊な私は、
こんなにおいしいちまきを食べられる文化を作ってくれた屈原さんの偉大さに、
ちまきを頬張りながら感謝の気持ちでいっぱいになりました。
最近は、中国のちまきも冷凍で売っているので、
みなさんも機会があれば、食べてみてください。