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孤独のグルメ

こんにちは、広告部のマッツンです

先日、映画館で「劇映画 孤独のグルメ」を観てきました。マンガが原作の、おじさんがひとり飯を食うだけのドラマの、劇場版です。ドラマはテレビで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。10年以上続いている人気シリーズです。

映画を観た後ふと、10年くらい前の記憶が蘇ってきました。

当時の私(ピーディーアールに入社するよりずっと前)は、映画の字幕翻訳者として食べていくことを志していて、会社勤めの傍ら、フリー翻訳者として映画のDVD特典映像などの小さな翻訳案件をいただいて地道に実績を積んでいました。

しばらくして、引越ししたためにインターネット環境が一時期整わなかったりで、辞めてしまったのですが、仕事はとても面白かったです。字幕には「1秒間に4文字までなどのルールがあり、パズルのよう!)

たまに、翻訳ではなく、「クローズドキャプション」の仕事をいただくことがありました。

クローズドキャプションとは、聴覚が不自由な方や、音声の聞き取りが難しい環境下でも作品が楽しめるようにつけられる字幕で、日本語のドラマや映画に日本語の字幕をつけます字幕をつける際に使うソフトが共通なので、翻訳者志望の人間にもこのような仕事が回ってきます。

ある時いただいた仕事が、テレビドラマ「孤独のグルメ」のクローズドキャプションでした。

おじさんが「腹が、減った。」と1人で飲食店を訪れ、モノローグでぶつぶつ言いながら、美味しそうにご飯を食べるだけ…、何だこれ?と思いながらも仕事なのでじっくり見ているうちに、謎の魅力にハマってしまいました。ドラマを観ながらお金ももらえて、いい仕事でした。

時は流れ、字幕の仕事をしていたことすら忘れていましたが、その間も「孤独のグルメ」は人気シリーズとして10年以上も続き、ついに映画が劇場公開。それに比べてほんのちょっとで終わってしまった私の翻訳者人生

あのとき辞めずに10年間コツコツ続けていたら、今ごろ戸田奈津子さんへの道を歩んでいたかも…(?)。継続は力なりとは言いますが、続けられる才能が欲しいです。

話は戻って、「孤独のグルメ」を観た後はやはりお腹が減ります。映画館の帰りはハシゴ酒をしながら帰りました。写真はオレンジジュースのような色のビールです。

※スタッフの名前はニックネームで記載しています。

 

この記事を書いた人マッツン

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